みなさん、あけましておめでとうございます。wimoです。
振り返ってみると、2020年はやはり激動と自粛の一年でしたね。4月の緊急事態宣言から始まり、暗黙の行動制限や深刻な衛生用品不足が起こり、東京オリンピックから小さなお祭りまで様々な催し物が次々と中止になりました。人々のささやかな日常から、大きな経済活動などの全てにおいて様々な事柄が制限、欠落し、代わりにやってきたのはマスクやソーシャルディスタンスなどのマナー、ルールという、あまり喜ばしいといえないものばかり。年末年始も帰省できない人が多くいます。
それでも、そんな急激に変化するライフスタイルの中でも自分らしく、何かを楽しもうとする前向きな人たちがいたことも忘れてはいけません。
コロナ禍だからこそ、既存の趣味やレジャーを工夫して、みんなが楽しめるようにしたいと私は思っています。
暗い話はさておき、2021年を迎えたみなさんの心情はどうでしょうか。
新しい年を有り難く喜ばしいものと受け取るのか、状況が状況なので喜んでる場合じゃないと気を締めるのか。それはみなさんの自由ですが、ひとつ言いたいのが「決して後ろ向きになってはいけない」ということ。
2021年は本当に始まったばかりです。どんな年になるかは誰にもわかりません。私やみなさんの前には、大きな空白が静かに佇んでいるのです。それも今まさに。
その空白を何で埋めるか、みなさんは決めていますか?逆に、去年は何で埋めてきましたか?
せっかくの空白なのです。私は、今までやってこなかったような新しいものごとでいっぱいにしたいと思っています。初めての場所へサイクリングしに行ったり、新しいパーツをつけたり、新しい自転車仲間に出会ったりしたいですね。自転車以外の遊びや趣味を開拓するのも楽しみです。
「コロナウイルスで世間がひどい状況だから、何をするにも気が憚られる」なんて後ろ向きな気持ちでいると、真っさらな2021年が真っさらなまま、虚無になってしまいますよね。しかし、今年は何がしたいとか、今年はこんな一年にしたいとか、具体的な展望を聞かれたときにみなさんはパッと言えるでしょうか?問いが漠然とし過ぎて、すぐには言えないんじゃないでしょうか。
漠然としたものに何かしらの答えを出すときにはまず、視点を絞って部分ごとに考えるのがセオリーですよね。どうせならば、みなさんに馴染み深いものから考えていきましょう。そこで今回は、みなさんの新しい一年における「自転車」についてお話ししたいと思います(どうして自転車なのか?という疑問は一旦忘れましょう。あなたはパン屋がパンの話をしてるとき、それを訝しみますか?)
自転車で初詣に行こう
ところで、みなさんは初詣に行きますか?若しくは、もう行かれましたか?
私は大晦日の夜中に、近所の神社まで行ってきました。歩いていけるほど近いのですが、雪が降っていて寒かったので仕方なく車で向かいました。
私のように、初詣に行くよという方も、歩いて行ける距離に神社があればいいのですが、ほとんどの人は車かバス、電車などを使うのではないでしょうか。
そういうとき、あえて自転車で行ってみるのはどうでしょう?
先ほども書きましたが、コロナウイルスの脅威は未だに続いております。公共交通機関を利用するのは、やっぱり心配になりますよね。それに、みなさんと同じように初詣に出かける人たちで混雑してしまうことも十分ありえるでしょう。みなさんもご存知の通り、自転車の利点はなんといっても、そんな「密」の状態を回避できるところにあります。
あまり良い話ではないのですが、今年に入っても感染症が終息する気配は見えません。ですので、今後しばらくはマスクや除菌、衝立が無くなることはなく、さらに新しい対策方法が出てきたりもするでしょう。そんな厳しい2021年だからこそ、自転車を上手に活用する一年にしたいですね。
今年から自転車通勤を始めてみるとか、サイクリングを趣味にするとか、宅配サービスを始めるなど、自転車から始まる一年があってもいいのではないでしょうか?
安全な一年に
ここからは、すでに自転車をお持ちの方々にフォーカスしたいと思います。
さて……またひとつ質問なのですが、みなさんが現在乗られている自転車、今年で何年目になるのでしょうか?
最近買ったばかりという方もいれば、もう3、4年近く乗っている方もいますよね。自転車はとても丈夫で長く使える便利な乗り物ですが、定期的なメンテナンスが必要な乗り物でもあります。特に何年も乗ったものなら、タイヤは擦り減り、チェーンは錆び、ブレーキも効きにくくなってしまいます。こんな状態ならすぐにパンクしますし、ペダルも無駄に重く、疲れも溜まるしトラブルもたくさん起きるでしょう。ブレーキの不調は言わずもがなです。
自転車に乗っている方は少なくとも年一回、各部の点検を受けることをお勧めします。お近くの自転車店に持っていきましょう。
新しい一年を、新品同様のキレイな自転車で迎えてみてはどうでしょうか?
長かった2020年、始まりから終わりまでコロナウイルスに翻弄され続けた一年でしたが、私自身は割と楽しく過ごすことができました。たくさんサイクリングして、たくさん自転車を弄った一年でした。良くないこともありましたが、それ以上に楽しいことがありました。
世の中が混沌としていようが、それをどういう心持ちで過ごすかは私やみなさんの自由です。自分次第なのです。過ぎた時間を悔いてばかりでは、やってくる新しい時間も悲しいものになってしまいます。
どうか、みなさんが前向きに新年を迎えられるよう、私は願っています。