自転車を選ぶ時は、インチごとの適正身長が一つの目安になります。大人用自転車に多く使われるのは26インチですが、自身の身長に適しているのか、27インチと大きさはどの程度変わるのかなど、疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では、大人用26インチ自転車の適正身長や27インチとの違い、26インチ自転車の選び方やおすすめのモデルを紹介します。
大人用26インチサイズ自転車に乗れる適正身長は「140cm~170cm」
大人用の自転車を選ぶ際の目安になるのが、インチごとの適正身長です。インチはタイヤの大きさを示す単位で、大人用であれば20~27インチがよく使われています。各インチごとの適正身長は以下を参考にしてください。
- 20インチ:115cm~135cm
- 22インチ:126~145cm
- 24インチ:120~150cm
- 26インチ:140cm以上
- 27インチ:150cm以上
大人用の26インチ自転車は、140cm以上の方が乗ることを想定して作られています。140cm以上とはいえ、個々に合わせてサドルを調節すれば170cm程度の方まで使用可能です。
ただし、車体の大きさやフレームの形状、重量などはモデルによって異なります。適正身長であって体のサイズと合わない場合もあるため、選ぶ際は実際に試乗し、確認してから決めるのがおすすめです。
同じ26インチサイズでも自転車によって適正身長は異なる
26インチの自転車は140cm以上が適正身長になりますが、同じインチサイズでも自転車のタイプによっては、適正身長が異なる場合があります。インチサイズの適正身長が示されるのは、一般的な大人用自転車(ママチャリ)や、街乗り向けのミニベロなどのシティサイクルです。
対して、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車はフレームサイズで適正身長が変わり、タイヤは身長に関係なく26インチや700C(27インチ程度)を使用しています。スポーツ自転車の場合はインチで選ぶと自分に合わない可能性があるため、フレームサイズの表記をチェックしましょう。
加えて、足つきやハンドルとのバランス、安定した姿勢が取れるかなども試乗して確認し、自分の体に合うモデルを選びましょう。
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26インチは身長140~170cm程度の方に適していますが、背の高い方はサドルを高く調節する必要があります。対して27インチは適正身長が150cm以上とされるため、幅広い身長の方に適応しやすいサイズです。
どちらが合うか迷う場合は、身長が140cm程度の小柄な方は26インチ、150cm以上ある方は26、27インチのうち乗りやすい方を選ぶと良いでしょう。なお、タイヤは大きくても小さくても進みやすさは変わりません。しかし、大きいほどひと漕ぎで多く進み、スピードを保ちやすいなどの違いがあるため、長距離走行する方は大きめのタイヤを選ぶのも一つの方法です。
一方、小さいタイヤは小回りしやすく漕ぎ出しが軽いメリットがあります。日常使用や荷物を載せたい方などは、小さいタイヤが使いやすいといえます。
大人用26インチサイズ自転車の選び方
大人用26インチサイズ自転車を選ぶ際のポイントは「用途に合ったタイプ」「足つき」「装備品の有無」の3つです。
そして、自転車のタイプの中でも電動アシスト機能が付いたモデルは走行性能に優れるため、予算に応じてチェックしてみましょう。
選び方①用途に合わせて自転車のタイプを選ぶ
26インチ自転車は幅広い身長の方が乗れるため、シティサイクルやスポーツサイクル、電動モデルなどさまざまなタイプがあります。それぞれのタイプの特性はこちらです。
【シティサイクル】
・片道5km程度の街乗りに向いている
・パンクしにくく、お手頃価格
・買い物や短距離の通勤・通学にぴったり
【スポーツサイクル】
・片道5Km以上の長距離走行に向いている
・スピードが出しやすい
・長距離の通勤・通学、サイクリングなどのスポーツ走行にも
【電動アシストつき】
・街乗り・サイクリングなどシーンに応じて使える
・軽い力で坂道も楽に漕げる
・オシャレなデザインの自転車も
シティサイクルは走行時のスピードは出にくいものの、パンクに強く手頃な価格で購入しやすいため、手軽に使えるのが魅力です。対するスポーツサイクルは走行性に優れており、スピードの出しやすさや、長距離に強いなどのメリットがあります。
そのほか、昨今は電動アシストによって楽に漕げる自転車も豊富に販売されているため、自身の用途に合うタイプをしっかり検討してみましょう。
選び方②またがった時の足の状態をチェック
26インチ自転車を選ぶ際は、サドルにまたがった時の足の状態もチェックしましょう。シティサイクルは、サドルに座った際に足底がしっかりと地面に付くのが理想です。つま先がつく程度だと、カゴに荷物を載せたり、停止や発進したりする際にしっかりと自転車を支えられず倒れてしまう場合があります。
対してスポーツサイクルは、つま先が地面に付く程度がベストな状態です。足底が地面にしっかりつくと低すぎてしまい、ペダルを漕ぎにくいだけでなく、長距離走行時の足腰への負担になるためです。
このように、26インチの自転車はモデルによってサドルの高さや調節域が異なるため、適正身長でも足つきが合わない場合があります。購入の際は、なるべく実際にまたがって確認するようにしましょう。
選び方③装備品の有無で選ぶ
自転車はモデルによって、カゴや変速機、ベル、ライトなどの装備品の有無が異なります。装備品は必要に応じて後付けも可能ですが、別途選んだり装着したりする手間を省きたい方は、初めから装備されているモデルがおすすめです。
公道を走る際に必要な装備品はベル、ライト、反射板です。これらの装備品は、道路交通法で装着が定められているため、ベル、ライト、反射板が付いていない自転車は後付けしなくてはいけません。
そのほか、街乗りや通勤・通学などで乗る場合は、カゴや泥よけがあると便利です。坂道が多い方は、変速機も付いているとより快適に走れます。
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選び方④電動アシスト機能があるともっと便利
自転車の予算に余裕がある場合は、電動アシスト機能付きを選ぶのもおすすめです。26インチタイヤは、20インチの小径タイヤよりも大きい分、ペダルを漕ぐ際には力を必要とします。整備された平坦な道は走りやすいですが、坂道や長時間の走行ではペダルが重く感じやすいのが難点です。
電動アシストは漕ぎ出しや坂道を軽い力で走れるのはもちろん、重い荷物や子どもを乗せた状態でも楽に走行できます。体力に自信がなく、中~長距離の移動に車や公共交通機関を利用している方でも、電動アシスト機能があれば疲労が少なく快適に走行できるでしょう。
街乗りから子どもの送迎、長距離のサイクリングなど、シーンに合わせて多用途で使いたい方は、電動アシスト機能付きもチェックしてみてください。
【26インチ自転車】おすすめのシティサイクル5選
ここからは、街乗りや買い物に便利なシティサイクルに絞って、おすすめの26インチ自転車を5選紹介します。
- MARKROSA 7S
- Mixte City
- PAS VIENTA5
- ハリヤ
- CURIOUS
それぞれのスペックや特徴を見ていきましょう。
1.MARKROSA 7S
MARKROSA 7Sは、小柄な方でも乗り降りしやすいスタッガードフレームを採用しています。フレームやハンドルは軽量で強度に優れるアルミ製で、軽やかな走りが楽しめるのはもちろん、スタイリッシュなデザインも魅力です。
LEDオートライトや片足スタンドに加え、タイヤにしっかり沿って水や泥はねを防ぐ泥よけも標準装備。7段変速ギアや、長時間漕いでも疲れにくいクッションサドルを装備しており、街乗りからスポーティな長距離走行まで可能なモデルです。
2.Mixte City
Mixte Cityは、トップチューブとシートステーに2本の細いチューブを使用し、後輪にかけて低く下がる直線で構成したミキストフレームが特徴です。細身のフレームデザインがおしゃれな印象を引き立てます。前からまたいで乗りやすい低めのフレームのため、小柄な方が乗り降りしやすいのもポイントです。
ハンドルや泥よけ、前カゴは錆にくいステンレス素材のため、街乗りや通勤・通学にも最適。坂道を漕ぎやすい6段変速や、滑り止め付きのペダルも備えた実用性に優れたモデルです。
3.PAS VIENTA5
PAS VIENTA5は、電動アシスト機能を搭載したシティサイクルです。街乗りはもちろん、5段変速で坂道走行もスムーズなため、長距離のサイクリングも楽しめます。
ハンドルの液晶モニターには、時間やバッテリー残量、走行スピードに加え、消費カロリーもわかるスマートクロックスイッチを装備。前後輪は制動力の高いVブレーキで、安全性能にも優れています。
4.ハリヤ
ハリヤは、電動アシスト機能には少ない7段変速ギアを搭載しており、軽い走行性でさまざまな方が乗りやすいモデルです。街乗りからサイクリング、傾斜が多い道も軽快に走れる使い勝手の良さが魅力です。
タイヤには段差の衝撃を軽減するフロントサスペンションを装備しており、安定感のある走行が可能。急速充電可能な大容量バッテリーで、充電時間を短縮できるのもうれしいポイントです。
5.CURIOUS
CURIOUSは、トップチューブとダウンチューブをはしご型に設計し、強度を高めたフレームを採用しています。フレームは遠目からでもすぐに見つけやすいメタリックカラーで、通勤・通学で駐輪場に停める方はもちろん、防犯対策にもぴったりです。
6段変速はグリップシフトで走行中も楽に切り替えができ、ライトは手元で簡単に操作できます。チャイルドシートの後付けが可能なリアキャリアや、両足スタンド、たっぷり荷物が載せられる大型のカゴなど、日常使用にうれしい機能を多数備えたモデルです。
【26インチ自転車】おすすめのスポーツバイク5選
サイクリングやアウトドアシーンでスポーティな走行を楽しむなら、スポーツバイクがおすすめです。おすすめの26インチ自転車を5選紹介します。
- リアルストリーム
- CORTEZ
- TANK3.0
- シュライン
- JE-267FT
それぞれのスペックや特徴を見ていきましょう。
1.リアルストリーム
リアルストリームは、8段変速ギアに電動アシスト機能を搭載。8段変速を備えた本格スポーツバイクのため、坂道や長距離走行にも強い設計になっています。電動アシストで気楽な街乗りはもちろん、アシスト無しでスポーツ走行を楽しむのもおすすめです。
電動アシスト変速機やブレーキ、内装ワイヤーは、軽量で丈夫なアルミフレームに内蔵されており、メンテナンスフリーなのも魅力。大容量バッテリーはオートエコモード設定で、約90kmのロングライドが可能です。
2.CORTEZ
CORTEZは、ロードバイクやクロスバイクに使用される700Cのタイヤを採用したスポーツモデルです。26インチよりもやや大きく太めのタイヤで、段差の振動をより和らげ快適に走行できます。
日常使いにうれしい前カゴや前後の泥よけ、LEDオートライトに加え、服を巻き込みにくいチェーンカバーも標準装備。実用的な装備を備えながらも、各パーツはアルミ素材を用いて軽量に仕上げているため、通勤・通学やスポーティな走りまで幅広く楽しめます。
3.TANK3.0
TANK3.0は、約7.6cm幅の極太ファットタイヤを採用したモデルです。走破性に優れており、段差はもちろん小さな溝もスムーズに乗り越えられます。クッション性のあるタイヤで、乗り心地も快適です。
バイクのようなインパクトの強い見た目に対してペダルは軽く、快適な走行性を備えているのも魅力。さまざまな地形をタフに走れる一台です。
4.シュライン
シュラインは、軽量なアルミフレームを採用した軽くて扱いやすい車体が特徴です。発進が楽にでき、街乗りや通勤・通学も快適に走行できます。サドル位置が低めから調節でき、小柄な方にも乗りやすい仕様です。
ライト、泥よけ、ベル、リング錠などが標準装備のため、購入してすぐに使えるのもうれしいポイント。7段変速ギアは手元のシフトレバーで操作でき、走行しながら楽に切り替えできます。
5.JE-267FT
JE-267FTは、街乗りだけでなく山道や雪道など不安定な地面の走行も想定して作られたファットバイクです。インパクト抜群の太く安定感のあるファットタイヤは、路面の影響を大きく軽減する安定感と、優れた走破性を備えています。
重量を感じさせる見た目に対し、クッション性の高いタイヤは快適な乗り心地。アルミフレームを用いた車体は軽量で、扱いやすさも抜群です。
自分に合った自転車で快適に走ろう!
大人向け26インチ自転車の適正身長は140~170cm程度までになりますが、モデルによっては適正身長でもフィットしない場合があります。自分に合う自転車で快適な走行を楽しむためにも、試乗し確認してから選ぶことが大切です。
そのほか、電動アシスト機能を搭載したモデルは走行性能に優れ、街乗りからサイクリングなどさまざまなシーンで使用できます。
wimoオンラインストアでは、大人用の「電動アシスト自転車COOZY」や、子ども向け自転車「wimo kids」など、コンパクトでスタイリッシュな自転車を販売しています。錆びないチェーンを実現したベルトドライブや、耐久性に優れたフレームなど、ワンランク上の自転車をお楽しみください。
自転車のデザインやスペックは、wimoの公式オンラインストアからチェックできるので、気になった方はぜひそちらを覗いてみてはいかがでしょうか。
wimoでは、電動アシスト自転車「COOZY」
本格子供自転車「wimo kids」
をご用意しております。
wimo製品は全車種ベルトドライブを標準搭載しており、
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▼ベルトドライブについての詳しい記事はこちら
「ベルトドライブはどんな自転車?」
wimoで取り扱っている子供向け自転車「wiko kids」では、26インチモデルが新登場しました。
カラーは4種類。「ナス」「ケール」「レンコン」「クロマメ」とシックな色合いのラインナップが並びます。
26インチの大人向け自転車を検討する身長になってきた子供におすすめの自転車といえるでしょう。
wimoは、都会的なデザインで、1.25kgの軽量バッテリーを搭載、電動アシスト自転車「COOZY」&優れたパーツを採用している本格派子ども自転車「wimo kids」といった、ハイスペックバイクのラインナップ。
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