電動自転車とは
電動自転車とは、モーターを搭載している自転車のことです。一般的に電動自転車と呼ばれているものの多くは、正確には「電動アシスト自転車」を指しています。電動アシスト自転車は、モーターが人力を補助するもので、ペダルを漕がなければ走行できません。
一方、100%自動で動く電動自転車を「フル電動自転車」と呼ぶケースもあります。モーターのみで自走が可能なタイプは、適用される道路交通法が電動アシスト自転車と異なるため注意が必要です。
この記事では便宜上、電動アシスト自転車を「電動自転車」と表記しますので、ご承知おきください。
電動自転車のバッテリーの種類
電動自転車で使用されているバッテリーには、ニッケル水素バッテリーとリチウムイオンバッテリーの2種類があります。最近では、リチウムイオンバッテリーを使用する電動自転車が増えつつあります。2種類の特徴を表にまとめましたので、ご覧ください。
【ニッケル水素バッテリーとリチウムイオンバッテリーの特徴】
特徴 ニッケル水素バッテリー リチウムイオンバッテリー
価格 低価格 高価格
耐久性 高い 低い
自己放電率 低い 高い
エネルギー密度 低い 高い
充電時間 長い 短い
急速充電 非対応 対応
ニッケル水素バッテリーは、低価格ながら耐久性が高い特徴があります。一方、リチウムイオンバッテリーはエネルギー密度や急速充電に優れており、電動自転車のように高容量な機器で機能を発揮します。リチウムイオンバッテリーは、使用環境や充電方法により劣化が早まりやすい特徴もあるため、正しい扱い方を知っておく必要があるでしょう。
電動自転車のバッテリーの充電方法
バッテリーの充電方法は、電動自転車の種類により多少の違いがありますが、基本的には自転車からバッテリーを取り外すタイプが多いです。取り外したバッテリーは、コンセントに挿した充電器を使用して充電します。
電気自転車の種類によっては、バッテリーを搭載したまま充電するものや、家庭用充電ステーションを設置するタイプもあります。これらのタイプは、充電の際に自転車を置いておくためのスペースが必要です。そのため、マンションなど自転車を部屋まで持ち込めない環境の方は、バッテリーを取り外すタイプを選ぶのがおすすめです。
電動自転車のバッテリーを充電する際の6つのポイント
電動自転車のバッテリーは強力なパワーを蓄える性能がある一方、取り扱いには十分注意する必要があります。電動自転車のバッテリーの充電を安全に行うためには、以下の6つのポイントに注意しましょう。
<電動自転車のバッテリーを充電する際の6つのポイント>
①バッテリー残量がゼロになる前に充電する
②充電には3~8時間程度かかる
③充電器はメーカー提供の正式なものを使う
④高温・低温、多湿な場所で充電しない
⑤過充電にならないよう気を付ける
⑥使い終わったら充電器のコンセントを抜いておく
①バッテリー残量がゼロになる前に充電する
バッテリーを長持ちさせるためには、残量がゼロになる前に充電することが大切です。リチウムイオンバッテリーは、残量がなくなると電圧が急激に下がる特徴があります。空の状態で放置すると、バッテリーの劣化スピードが早まり、寿命を縮めることになります。長持ちさせるためには、充電残量を常に40~60%程度にキープしておくのがおすすめです。
②充電には3~8時間程度かかる
電動自転車の充電は、バッテリー容量の大きさにもよりますが、3〜8時間程度かかります。出かける直前に充電切れに気づいても、充電が間に合いません。出かける予定に合わせて、時間に余裕をもって充電を行うようにしましょう。
③充電器はメーカー提供の正式なものを使う
ネット上の販売店を見ると、純正以外の充電器が販売されています。国内メーカーの本体と互換性があり、純正よりも安価なため、購入を検討する方もいるでしょう。しかし、国内法規の規格で作られていない製品は、安全性に疑問があります。
バッテリーには、大量のエネルギーを貯めて放出する機能が備わっている一方で、制御システムに問題が起こると、大きな事故を引き起こすリスクもあります。爆発や火災のリスクを避けるためにも、充電器やバッテリーは正式なものを使いましょう。
④高温・低温、多湿な場所で充電しない
電動自転車のバッテリーは、高音・低温、多湿の環境に弱い特徴があります。そのような悪環境で充電や保管を行うと、バッテリーの劣化や発火事故、充電されないなどのトラブルの原因となります。電動自転車を購入する際は、適切に保管できるスペースを確保するようにしましょう。
⑤過充電にならないよう気を付ける
電動自転車をいつでも使用できるよう、バッテリーをずっと充電器につないでおくという方もいるかもしれません。しかし、充電器につないだままの状態で長時間置いていると、過充電になる可能性があり、注意が必要です。過充電はバッテリーに大きな負荷を与え、寿命を縮める原因になります。充電は、適切な時間に行うようにしましょう。
⑥使い終わったら充電器のコンセントを抜いておく
充電が終わったら、充電器のコンセントを抜いておくことも大切です。コンセントを挿しっぱなしにしていると、プラグ部分にほこりが溜まり、火災の原因となるので注意しましょう。
電動自転車のバッテリーの寿命はどのくらい?
電動自転車のバッテリーの寿命は、充電回数で700〜900回程度、約3〜4年が目安です。使用頻度が少なくても経年劣化は進むため、古すぎるバッテリーを使わないよう注意しましょう。
使用済みのバッテリーは、リサイクルが可能です。バッテリーは自転車販売店へ持っていき、適切な処分をしましょう。
バッテリーの減りが早くなったら交換のサイン
バッテリーは使用した期間のほか、減りの速さでも寿命を察知できます。バッテリーは劣化すると充電できる容量が減り、充電してもすぐに切れるようになります。その状態で使用を続けると故障につながるため、新しいバッテリーに交換するようにしましょう。
まとめ
電動自転車のバッテリーは、取り外して充電するタイプと、自転車本体をそのままコンセントにつないで充電するタイプがあります。マンションにお住まいの方など、保管スペースが限られている場合は、取り外せるタイプのバッテリーがおすすめです。充電を空にしない、過充電しないなどのポイントに注意し、長く使えるよう心がけましょう。
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