自転車には適正身長がある
それぞれの自転車には適正身長というものが設定されています。
たとえば、適正身長が160cmと設定されているなら、それに近い身長の人は快適に乗れるということです。店頭などに売っている自転車の場合は値札などに適正身長が記載されているので、必ずチェックするようにしましょう。
この適正身長をチェックしないまま自転車を選んでしまうと、後悔することになりかねません。
たとえば、自転車の適正身長よりも自分の身長が高かったとしましょう。
となると、サドルを漕ぐ動作が窮屈になってしまい、自転車を快適に乗れません。
一方で、適正身長よりも自分の身長が低かったら、地面に足が着かない状態で自転車に乗ることになり、不安定な運転になってしまいます。
もちろん、サドルを変動させて適切なサイズを調整することはできますが、
基本的に自転車が一番乗りやすいのはサドルが一番下まで下がっている状態です。
また、店頭などで自転車を選ぶ際は適正身長に近かったとしても、必ず試乗して乗り心地を確認するようにしましょう。適正身長はあくまでアバウトな設定なので、細かな微差には対応していません。なので、自分に合った自転車を選ぶ際にはテストが欠かせないです。
自転車のサドルに座ってみて、足のつま先が着くか着かないかくらいがベストなサイズです。
■どれくらいの距離を乗るかを明確にしよう
自転車を買う際は走行距離も重要なファクターになってきます。
たとえば、長い距離を自転車で移動したいという場合はしっかりと速度が出せて、ペダルも漕ぎやすい自転車を選んだほうが良いでしょう。逆に通勤通学程度でしか自転車には乗らないという場合は速度は出せなくても、丈夫でずっと使い続けられる自転車を選ぶべきです。
これを決めないまま自転車を選んでしまうと、ニーズに合わないものを買ってしまって結局自分には合わないから買い替えるという羽目になりかねません。
たとえば、ロードバイクなどは素早く移動ができ、長距離の移動に適しています。一方で、スピードが出過ぎてしまうので、車通りの多い街中で使うにはやや使い勝手が悪いです。
こうしたロードバイクを通勤程度の用途で使うのは、あまり適していないでしょう。
このように通勤距離から逆算していって自分にとって適している自転車選びをすると、
すぐに買うべき自転車がわかるようになります。
どんな道を走るかによって自転車選びは変わる
自転車にはさまざまな種類がありますが、それぞれ力を発揮できる道のタイプというものがあります。
たとえば、砂利道や山道などは凹凸が激しいので、ママチャリやロードバイクなどはすぐに不安定な体制になってまともに走ることができません。
一方で、マウンテンバイクのような悪路を走るための自転車ならば問題なく走ることができるでしょう。マウンテンバイクに関する記事はこちらをご覧ください。
このように
- 自分は普段どんな道を通っているのか
- これからサイクリングに行こうと思っているところはどんな道があるのか
といったことを踏まえて自転車を選ぶのも欠かせません。
特に自転車にとって坂道は天敵です。
普通の自転車では漕いでも漕いでもなかなか進みません。
また、同じ理由で風も自転車を走らせるうえでは大敵と言えるでしょう。
自転車に乗りながら楽しく通勤したいと思っていたのに、坂道が多かったり風が強かったりしたら会社に着く前に体力が削られてしまいます。
その際は迷わず電動アシスト自転車を買ったほうが良いでしょう。
普通の自転車に比べてコストはかかってしまいますが、少ない体力で移動ができるので、最終的には利益になるはずです。
なんだかんだいってデザインも大事
ここまでは、用途にスポットを当てて押さえておくべきポイントを解説してきました。
では、自転車を選ぶうえでデザインは重要視すべきではないのでしょうか。
結論から言えば、デザインもやはり大事な要素です。
どんな種類の自転車を選ぶにせよ、一度買ったら何年か使い続けなければいけません。
できればしっかりとメンテナンスをしたうえで、大事に使い続けたほうが良いでしょう。
その際、この自転車はデザインが良いからしっかりと洗ってピカピカにしないと、と思えるようになれば、長く使えるようになります。
こういう意味でデザインはやはり見逃せない要素と言えるでしょう。
また、デザインが気に入っている自転車に乗っていると気分も良くなります。
朝一番に通勤する時、カッコいい自転車に乗って颯爽と街中を走ればそれだけでモチベーションが上がって仕事がしやすくなるでしょう。
このように、デザインは一見実用性がないように見えますが、実はユーザーの気持ちを高めてくれるという意味でやはり欠かせない要素なのです。
あの自転車はカッコいいけれど自分には合わないなどと思わず、気に入った自転車を選ぶようにしましょう!
迷ったらプロに聞くのもおすすめ!
ここまで、さまざまな観点から自転車を購入する時の注意点を解説してきました。
とはいえ、いろいろ考えるべきことが多すぎて結局どの自転車にしたら良いかわからないという人もいるでしょう。
その場合は、迷わず自転車屋さんに向かってください。
自転車専門店にはその道のプロが多数勤務しています。彼らは長年店に勤めている中でたくさんのお客さんを相手にしながら、どの自転車を進めるべきかを経験してきました。
そのため、いろいろ考えたけれどよくわからないという場合は、店員さんと相談するべきです。自転車屋さんに行く前に一つひとつ自分が重要視しているポイントを書き出していって、それを店員さんに伝えるようにしましょう。そうすれば、数ある自転車の中からあなたにピッタリの自転車を店員さんが選んでくれるはずです。
自転車店で購入する場合についてはこちらの記事をご覧ください。
自転車保険への加入も忘れずに
ちなみに、自転車を購入する際は保険に入っておくようにしましょう。
自動車を購入する際は保険加入が義務化されていますが、実は自転車もまた義務化が進んでいます。
かつては、自転車の保険に入るという発想は常識ではなかったので、意外に思う方もいるでしょう。実は最近自転車の事故が原因で、相手にケガを負わせてしまって賠償金を支払わなければいけなくなったというケースが増えています。
その際、保険に入っていなければすべて自腹で払わなければいけません。こうした事態を防ぐために、自転車保険の加入を義務付けている自治体が増えているのです。
2023年現在では、およそ30都府県が加入の義務を条例で定めています。そのほか、自治体によっては努力義務としているところも多いです。まだまだ加入を義務付けていない自治体もありますが、将来的にはすべての国民が自転車保険の加入を義務付けられることになるでしょう。
自分の自治体が自転車保険を義務としているかを必ずチェックしたうえで自転車を購入するようにしましょう。また、自治体が義務としていなくても心置きなく自転車に乗れるようにする意味でも、自主的に自転車保険に加入するべきです。
自転車保険についてはこちら
無理なく乗れる自転車を選ぶのがベスト
自転車は本来快適な移動をするために乗るものです。それなのに、自分の身の丈に合わない自転車を買ってしまったために、むしろ苦労が増えてしまったということになっては意味がないでしょう。
値段にせよ、実用性にせよ、考えるべきポイントは多いですが、自転車を選ぶうえで一番大事なのは快適に使えるかどうかです。店頭で見て一目惚れしたからこれにしたと即決するのではなく、自分がその自転車に乗っていて快適に生活できているかどうかを想像しながら選ぶようにしましょう。
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▼ベルトドライブについての詳しい記事はこちら
「ベルトドライブはどんな自転車?」
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