自転車チェーンのおすすめ10選!選び方のポイントや交換方法などを解説

自転車のチェーンは、ペダルの力を伝えて車輪を回転させる重要な部品です。チェーンが摩耗したり切れたりすると、走行に支障をきたしてしまいます。また、どの自転車チェーンを選んでも良いわけではないので、正しい知識を得ることが重要です。

そこで本記事では、自転車チェーンのおすすめ10選をご紹介します。選び方のポイントや交換方法なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

· 《 記事 》

自転車チェーンの寿命や交換時期は?

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自転車チェーンはいずれ交換しなければいけない部品です。なぜ交換が必要なのか、交換時期についても併せて解説します。

自転車チェーンを交換する理由

自転車は長期間使用すると、「チェーン伸び」という現象を起こします。チェーン伸びとは、摩耗や損傷などによりチェーンが伸びたり変形したりしてしまう状態のことです。チェーンは、自転車の駆動系の重要な部品のため、チェーン伸びが起こると自転車の走行に支障をきたします。また、チェーンリングやスプロケットといった他のパーツの寿命を縮めてしまう場合もあります。

大きな事故につながり兼ねないので、チェーンに不具合が見られたときは早めに交換することが大切です。

自転車チェーンの交換時期

自転車チェーンの交換時期は、走行距離が3,000〜5,000kmに達したときです。毎日、通勤・通学で乗る人は、1年を目安にするとよいでしょう。ただし、路面状況や自転車の漕ぎ方、メンテナンスの頻度などによっては、通常より早く劣化することもあります。そのため、チェーンの伸び具合で交換時期を決めるのがおすすめです。

とはいえ、チェーンの伸びが起きているかどうかは、素人では判断するのは難しいでしょう。そこでおすすめなのがチェーンチェッカーです。チェーンチェッカーは自転車のチェーンの伸びを測定するための工具で、自転車屋もしくはホームセンターなどで販売されています。

チェーンを交換すればペダルが漕ぎやすくなり、走行性能を向上させることができます。また、変速不良やチェーン落ちといったトラブルの予防にも効果的です。

自転車チェーンを選ぶポイント

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自転車チェーンを選ぶ際には、以下の2つのポイントを押さえましょう。

● 自転車に適合する仕様を選ぶ

● サビにくいものを選ぶ

それぞれ詳しく解説します。

自転車に適合する仕様を選ぶ

チェーンは自転車に適合するものでなければ交換できません。自転車チェーンは、リアの変速段数によって、チェーンリングやスプロケットの歯の厚みが異なります。そのため、チェーンもリアの変速段数に合わせて選ぶことが重要です。

例えば、9速のチェーンを10段変速の自転車に使用すると、チェーンがスプロケットの歯に噛み合わず、変速できないトラブルが発生する可能性があります。逆に、10速のチェーンを9段変速の自転車に使用すれば、チェーンがスプロケットの歯に噛み合うスペースが余ります。変速時にチェーンがスプロケットから外れやすくなるため、注意が必要です。

チェーン選びに迷ったときは、コンポーネントのブランドを統一しましょう。コンポーネントとは、自転車を構成する複数の部品をひとまとめにした呼称です。チェーンは、変速機やブレーキなどのコンポーネントと連携して動力を伝えています。そのため、コンポーネントのブランドとチェーンのブランドを統一することで、噛み合わせが最適になり、変速性能や耐久性が向上します。

ただし、ブランドが違っていても互換性があれば交換できる場合もあります。チェーンにこだわりがある場合は、互換性の有無を確認することが重要です。

サビにくいものを選ぶ

自転車チェーンを選ぶときは、サビにくいものを選ぶことも重要なポイントです。

自転車チェーンは、雨や泥、汗などの水分や湿気にさらされるため、サビが発生しやすい部品です。サビはチェーンの伸びや切れにつながり、走行性能や耐久性を低下させる原因となります。

サビにくさを考慮するなら、コーティングが施されたハイグレード品がおすすめです。コーティングにはサビを防止する効果があるため、良い状態を保ちやすくなります。

ただし、コーティングされているハイグレードのチェーンでも、メンテナンスを怠れば簡単にサビついてしまいます。そのため、こまめなメンテナンスが何よりも重要です。定期的に注油したり、雨や泥などで汚れた場合はなるべく早く洗って乾燥させたりするなどを心がけましょう。

自転車チェーンをつなぐ2つの方法

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自転車チェーンをつなぐ方法は、アンプルピンとミッシングリンクの2種類があります。それぞれどのようなつなぎ方なのか、おすすめのケースなどを解説します。

1.アンプルピン

アンプルピンとは、自転車チェーンをつなぐための部品です。チェーンピンと呼ばれることもあります。チェーンは、複数のリンク(環)が連結してできています。リンクの端にあるチェーンの部分にアンプルピンを挿入することで、チェーンをつなぐことができるのです。

なお、アンプルピンを購入する際は、ギアの変速段数によってチェーン幅が異なります。また、一度押し出したアンプルピンは再利用できないため、チェーンを交換するたびに新しいアンプルピンが必要です。

アンプルピンはコストを抑えたい方や、初めてチェーン交換にチャレンジする方におすすめです。

2.ミッシングリンク

ミッシングリンクとは、チェーンを接続する小さな部品のことです。ミッシングリンクは、リンクプライヤーやチェーンカッターなど専用工具を使用すれば、簡単に取り外しや取り付けが可能ですが、素手で行うことも可能です。

また、アンプルピンは一度使用したものは再利用できませんが、ミッシングリンクは数回であれば再利用できます。そのため、チェーンの丸洗いやチェーンを外してのフレーム掃除をしたいときにもおすすめです。

アンプルピンで交換する方法

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アンプルピンで自転車チェーンを交換する方法について解説します。ミッシングリンクよりもコストを抑えやすいので、チェーンの交換頻度が高い方はアンプルピンでの交換を検討してみましょう。

準備するもの

● 新しいチェーンとアンプルピン

● チェーンカッター

● 作業用手袋

チェーンカッターは、アンプルピンを押し抜く際に使用するものです。必ず必要になるので、持っていない場合はホームセンターや自転車販売店などで購入しましょう。

また、素手で作業すると、オイルがついたり手を傷つけたりする恐れがあります。手を保護する目的で作業用手袋があると安心です。

交換の流れ

アンプルピンでの自転車チェーンのつなぎ方は、以下の通りです。

1. テンションのかかってない状態にする

テンションがかかった状態で作業すると、アンプルピンを押し抜くときにチェーンが跳ねて、ケガする恐れがあります。作業を始める前に、ギアをインナートップに入れて、チェーンフックなどを使ってテンションを緩めるようにしましょう。

2. チェーンを切断する

チェーンカッターでチェーンを切断します。

3. アンプルピンを押し抜く

チェーンカッターを交換したいアンプルピンにセットし、押し抜きます。抜いたアンプルピンは再利用できないので処分しましょう。

4. 新しいチェーンをカットする

新しいチェーンを古いチェーンのコマの数に合わせてカットします。チェーンの端は、片側をインナーリンク、もう片側をアウターリンクにしておくのがポイントです。

5. 正しいルートにチェーンを通す

チェーンの刻印が外側に向くようにセットし、前後のギア・ディレーラーアームのプーリー・ギアに通します。チェーンの通す場所を間違えると変速に支障が出るので、チェーンを引っ張り、違和感がないか確認しながら行いましょう。

6. アンプルピンでチェーンをつなぐ

アンプルピンを挿入するときは、いきなりチェーンが外れる恐れがあるので、チェーンフックなどをセットしてテンションを緩めます。

7. アンプルピンの余分な部分をカットする

アンプルピンはチェーンの穴に対して長めに作られているので、挿入すると先端が突き出します。チェーンカッターを使い、余分な部分はカットしましょう。

8. 動作確認し、問題がなければ完了

ミッシングリンクで交換する方法

ミッシングリンクで自転車チェーンを交換する方法について解説します。専用工具がない方や準備するのが面倒な方は、ミッシングリンクでの交換を検討してみましょう。

準備するもの

● 新しいチェーンとミッシングリンク

● チェーンカッター

● リンク用プライヤー

● 作業用手袋

ミッシングリンクは工具がなくても、チェーンを切断したりつなげたりできます。基本的には、交換用のチェーンとミッシングリンクさえあれば問題ありません。しかし、工具がある場合は、作業しやすくなるので活用しましょう。

交換の流れ

ミッシングリンクでの自転車チェーンのつなぎ方は、以下の通りです。

1. テンションのかかってない状態にする

テンションがかかった状態で切断すると、チェーンが急に外れてケガする恐れがあります。作業を始める前に、ギアをインナートップに入れて、チェーンフックなどを使ってテンションを緩めるようにしましょう。

2. 古いリンクを外す

リンクプライヤーをチェーンの穴に差し込みます。リンクを内側にずらすようにすると簡単に外れます。

3. チェーンをカットする

交換用のチェーンは、古いチェーンの長さに合わせてカットします。このとき、両端はインナーリンクにするのがポイントです。

4. 正しいルートにチェーンを通す

チェーンの刻印が外側に向くようにセットし、前後のギア・ディレーラーアームのプーリー・ギアに通します。

5. リンクを付ける

リンクを重ねるようにして穴に通し、両側から引っ張り取り付けます。

6. 動作確認し、問題がなければ完了です。

自転車チェーンのおすすめ10選

自転車 チェーン おすすめ 交換 修理

おすすめの自転車チェーンを紹介します。交換時期に近い、不具合が生じているという方は、参考にしてください。

1.DURA-ACE 11スピード スーパーナロー ロード チェーン

シマノが販売するDURA-ACE 11スピード スーパーナロー ロード チェーンは、ロードバイク用に設計された高性能チェーンです。非対称形状プレートを採用することで、スムーズな駆動と音鳴りの低減を実現しています。また、SIL-TEC コーティングを施すことで、耐摩耗性と耐久性を向上させています。

DURA-ACE 11スピード スーパーナロー ロード チェーンは、ロードバイクで最高のパフォーマンスを発揮したい方におすすめです。

【スペック】

2.ACERA 8スピード MTB チェーン

ACERA 8スピード MTB チェーンは、シマノのMTB用チェーンです。6・7・8段変速に対応しており、耐久性と耐摩耗性に優れています。

また、チェーンリングとカセットスプロケットの歯の形状を統一することで、チェーンがスムーズかつ効率的に動けるようになっています。これにより、素早く反応性の高いインデックスシフティングを実現しています。シフトチェンジが正確かつスムーズで、快適な乗り心地を楽しめるでしょう。

【スペック】

3.TOURNEY TY 6、7、8スピード MTB チェーン

TOURNEY TY 6、7、8スピード MTB チェーンは、シマノのエントリーグレードMTB用チェーンです。シマノのハイパードライブSIS/デュアルSISインデックスシフティングに対応しています。そのため、チェーンが最短距離で移動できる変速ポイントを実現し、素早く反応性に優れたインデックスシフティングを実現しています。

また、比較的リーズナブルな価格で販売されているので、コストパフォーマンスに優れているのも魅力です。TOURNEY TY 6、7、8スピード MTB チェーンは、エントリーグレードMTBをより快適に乗りこなしたい方におすすめです。

【スペック】

4.変速自転車用チェーン 116L 型番( F80)

変速自転車用チェーン 116L 型番(F80)は、マンガン鋼を採用し、焼入れで生産しています。これにより、チェーンの伸びや摩耗が少なく、長期間の使用が可能です。また、クロムメッキ仕上げにより、サビや腐食に強いところも特徴です。

ダブルX橋形デザインにより、チェーンの張りが均一になっているため、スムーズなシフトチェンジをアシストします。

サビや腐食に強いチェーンを求めている方、シフトチェンジの精度や滑らかさを重視する方などにおすすめです。

【スペック】

5.KMC-HV410-BOX

KMC-HV410-BOXは、KMC社が製造・販売している、軽快車用のチェーンです。ギアのないシングルスピード自転車にも使用できます。リーズナブルな価格なので、購入しやすいところもメリットです。

【スペック】

6.NEXUS | チェーン | CN-NX10

シマノのNEXUS チェーン CN-NX10は、内装ハブとシングルスピード用に設計された、NEXUS C3000 シリーズのチェーンです。1/2インチ x 1/8インチのチェーンサイズで、114リンクの長さがあります。

CN-NX10の特徴は、優れた防錆性です。シマノ独自の防錆処理により、雨や海風などの悪条件の中で走行してもサビにくいため、交換の頻度を抑えられます。

【スペック】

7.DEORE XT 12スピード MTB チェーン

DEORE XT 12スピード MTB チェーンは、シマノ社が製造・販売している、マウンテンバイク用の12スピードチェーンです。独自の設計により、スムーズなシフト性能と高い耐久性を備えています。

また、インナープレートを延長することで、チェーンリングとの接触面積を増やし、チェーンの保持性能を向上させることができます。チェーンの変速時にはチェーンが外れにくくなるため、安全性の向上にもつながるでしょう。

【スペック】

8.自転車チェーン | F410

F410は、変速機能を持たない自転車に適用できるチェーンです。耐久性や強度に優れたマンガン鋼を採用しています。さらに、表面防錆処理が施されているため、サビつきにくいのが特徴です。

また、F410は比較的リーズナブルな価格で購入できます。チェーンの交換頻度が高くてもコストを抑えられるので、コスパ重視の方におすすめです。

1年間の品質保証がついているところもポイントのひとつです。万が一、チェーンに不具合が生じた場合は、保証期間内であれば無償で交換してもらえます。

【スペック】

9.X11EL 11SPEED 用チェーン

X11EL 11SPEED 用チェーンは、11速システムに対応したチェーンです。軽量で耐久性に優れ、スムーズな変速を実現します。

具体的には、アウタープレートおよびインナープレートに穴抜き加工が施されており、重量を軽減しています。また、ダブルXブリッジ構造により、チェーンの変速ポイントが増えたことで、スムーズな変速が可能です。さらに、フラットステップリベットシステムによってピンの強度と耐久性が高くなっています。

11速システムを採用する自転車に乗っている方におすすめです。

【スペック】

10.ALFINE 9スピード スーパーナロー チェーン

ALFINE 9スピード スーパーナロー チェーンは、日本の自転車部品メーカーであるシマノが製造する、9速システムに対応したチェーンです。精密な製造技術によって作られているため、従来よりも耐久性が向上しています。

耐久性に優れたALFINE 9スピード スーパーナロー チェーンは、長期間使用してもスムーズな変速を実現します。

【スペック】

ベルトドライブ採用の電動アシスト自転車COOZYもおすすめ!

自転車のチェーンは定期的に交換する必要があります。交換は自分で行うことも可能ですが、ある程度のスキルと工具が必要です。場合によっては、上手く交換できないこともあるでしょう。

そこでおすすめなのが、ベルトドライブ採用の電動アシスト自転車COOZYです。ベルトドライブはチェーンよりも耐久性に優れているため、メンテナンスの必要がありません。チェーンが伸びたり変速しにくくなったりせず常に良い状態を保てるので、安心して乗ることができます。

電動アシスト自転車COOZYはオンラインストアからの購入が可能です。毎日の通勤・通学や、休日のサイクリングにぴったりな自転車を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

 

 

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▼ベルトドライブについての詳しい記事はこちら
「ベルトドライブはどんな自転車?」

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