そもそも自転車のパンクとは?
自転車におけるパンクとは、タイヤの中に入っている空気が抜けることです。主に、道路に落ちている釘などが刺さって、チューブ部分に穴が空くことで発生します。自転車のパンクを修理するためには、穴が空いた場所を特定し、塞ぐ必要があります。
自転車のパンクは、いつどこで起こるか分かりません。家の近くであれば良いものの、家から遠く離れた場所でパンクすると、走行できない自転車を持って何キロも歩かなければならなくなります。自分でパンクを修理する手順を知っておけば、すぐに修理して走り出せるようになるでしょう。
自転車のパンク修理に必要なアイテム
自転車のパンク修理は、主に以下のようなアイテムを使用して行います。
<自転車のパンク修理に必要なアイテム>
・タイヤレバー
・サンドペーパー
・ゴムのり
・パッチ
・空気入れ
上記のアイテムは、自転車用品を取り扱っているオンラインストアや、自転車専門店などで購入可能です。上記を一つひとつ集めるのが億劫に感じる方は、パンク修理キットを購入するのが良いでしょう。
パンク修理キットとは、自転車のパンク修理に必要となるアイテムがセットになっている商品です。使用方法を記載した取扱説明書が付いているケースも多いため、初心者でも安心して修理できます。
自転車のパンク修理の手順
自転車のパンク修理は、以下の手順で行いましょう。
<自転車のパンク修理の手順>
➀:空気を抜く
➁:チューブを外す
➂:チューブの穴を見つける
④:補修箇所を削る
⑤:パッチで穴を塞ぐ
⑥:タイヤを元に戻す
⑦:空気を入れる
手順➀:空気を抜く
チューブの中に空気が入った状態だと作業が難しくなるため、まずは内部の空気を抜きましょう。チューブとは、空気を入れてタイヤを膨らませるためのパーツです。
多くの自転車で使用されている英式のバルブであれば、バルブのコア(芯)を抜くことで空気が抜けます。なお、バルブとは、自転車の空気を入れるための口です。アメリカ式のバルブが採用されているのであれば、指で押し込んで空気を抜きましょう。
手順➁:チューブを外す
自転車のパンクは、主にチューブに穴が空くことで発生します。したがって、チューブに空いた穴を塞ぐために、チューブを外していく必要があります。
タイヤレバー(タイヤを外すための工具)を使用し、リム(ホイールの骨格にあたる金属の輪)からチューブを外しましょう。まずは、タイヤレバーの先端をリムとタイヤの間に差し込み、隙間を作ります。
差し込む際は、チューブをタイヤレバーで破損させないよう注意しましょう。タイヤレバーを奥深くまで差し込みすぎたり、雑に差し込んだりすると、チューブが傷つくリスクが上昇します。
タイヤレバーは、バルブから離れたところに差し込むのがコツです。バルブから近い位置に差し込むと、固くて取り外しにくいためです。隙間が広がったら、指でタイヤを丁寧に取り外していきます。うまく取り外せないときは、タイヤレバーをもう1本差し込んで隙間をさらに広げましょう。
タイヤがリムから外れ次第、チューブを引き出してください。
手順➂:チューブの穴を見つける
チューブが完全に引き出せたら、穴が空いている部分を探します。パンクの穴は、チューブを水の中に入れることで簡単に捜索可能です。バケツなどに水を入れて、チューブを沈めましょう。チューブから泡が吹き出てきたら、そこが穴の空いている部分です。
水が用意できる状況でないときは、手で触って確認することをおすすめします。タイヤを触っていく中で、違和感のある部分があったら、その近くに穴が空いている可能性があります。
また、穴が空いている可能性の高い部分に唾をつけるのも一つの手です。穴が空いているところは、唾をつけると、唾が押しのけられるような動きをします。
手順④:補修箇所を削る
表面の汚れや水を拭き取りましょう。修理したい場所をサンドペーパー(紙やすり)で丁寧に擦ります。のちに貼り付けるパッチの大きさよりも、広い範囲を擦るのがコツです。サンドペーパーで擦った際に削りかすが出てきた場合は、それも除去しておきます。
手順⑤:パッチで穴を塞ぐ
パッチとは、貼り付けることでタイヤの穴を塞ぐアイテムのことです。表面にゴムのりを塗布してから、パッチを貼り付けます。ゴムのりが必要ないタイプであれば、塗布する必要はありません。
そのあとにハンマーを軽く叩きつけたり、工具で擦ったりして、チューブとパッチをくっつけましょう。ハンマーなどが用意できないときは、手のひらや指でも問題ありません。叩く力が強すぎるとチューブを破損させるリスクがあるため、力の入れすぎには注意が必要です。しっかりとくっついたら、保護フィルムをはがしてください。
先ほどの通り、パッチにはゴムのりが必要なタイプと、必要ないタイプがあります。ゴムのりが必要なタイプは、のりを使用してしっかりとくっつけるため、接着性が高く、安心しやすい点がメリットです。
対してゴムのりがいらないタイプは、ゴムのりを持参しておく必要がないため、よりコンパクトに持ち歩けるでしょう。ただし、ゴムのりを使わない分、使うものに比べて接着性が弱い傾向にあります。ゴムのりを使わないタイプは、あくまでも応急処置で使うのが良いでしょう。
帰宅してから新しいチューブに交換する予定がない方は、ゴムのりを使って修理することをおすすめします。
手順⑥:タイヤを元に戻す
チューブが無事に修理できたら、タイヤを元に戻していきましょう。
タイヤに戻す前に、軽く空気を入れます。そのあと、バルブをホイールの穴に差し込んでください。バルブナットを付け直して固定し、タイヤの内側にチューブを入れていきましょう。チューブを入れ終わったら、タイヤをホイールにはめます。しっかりと固定されるよう、少しずつはめていくようにしてください。
手順⑦:空気を入れる
空気入れを用いて、タイヤに空気を入れていきます。入れた空気が抜けていってしまっていないか、タイヤがしっかりとはまっているかをチェックしながら、慎重に入れていくのがコツです。空気を入れ終わったら、タイヤを目視で確認しましょう。空気が抜けている場所や歪んだ場所がなければ、完了となります。
まとめ
道路に落ちている画鋲や釘がタイヤに刺さると、パンクしてしまいます。パンク修理の手順を知っておくことで、突然パンクした際にも冷静に対処できるようになるでしょう。
パンク修理にはいくつかのアイテムが必要となるため、緊急の際に備えて修理キットなどを購入しておくことをおすすめします。突然タイヤがパンクした際は、今回の記事を参考に修理に取りかかってみてください。
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