自転車防犯対策を行うための方法

大事な自転車と自分を守るために

· 《 記事 》

自転車の防犯登録と注意ポイント

どうして自転車は盗まれてしまう?防犯対策について

自転車を盗難や悪戯ひったくりから守るために自転車を駅前などに停めたままにしていたら盗まれてしまった、そんな経験はありませんか。
電動アシスト自転車の場合は、バッテリーだけを盗まれるケースも増えています。
中にはサドルやベルを盗まれたなんてケースもあり、被害も多様化しています。
自転車を巡るトラブルは幅広く、たとえば自転車を停めていたら、カゴの中に飲み終わったペットボトルや缶、ごみが入ったレジ袋を入れられていたなど、ゴミ箱のようにされてしまう事例も少なくありません。また、自転車で走っている時に前カゴに入れていたカバンなどの荷物をすれ違いざまにひったくられるようなリスクもあります。

こうしたさまざまな盗難被害、悪戯やひったくりなどを防止するために、どのような対策を行っていけば良いか検討していきましょう。

防犯登録の徹底

盗難にあったときに備えて、防犯登録をしよう

防犯登録とは、自転車の車体番号と所有者の氏名、住所や電話番号などの連絡先を各都道府県単位で警察に登録しておく制度です。防犯登録を行うと、ステッカーとカードが発行され、自転車にステッカーを付けることで盗難などの未然防止を図ることを目的にしています。

万が一自転車が盗まれた場合やどこかに乗り捨てされた場合に、防犯ステッカーが付いていれば、登録情報を通じて真の持ち主を探しやすくなります。自転車が盗まれた、なくなったという時、見つけた方が通報してくれれば、すぐに警察から連絡がくるなど安心です。

中には、防犯登録ステッカーを剥がしてしまう悪質な犯罪者もいますが、自転車の特徴や自転車に記載されている車体番号と、防犯登録されている情報をもとに、警察官が探してくれるので、比較的見つかりやすくなります。防犯登録をしていないと、似たような自転車が見つかっても、自分の自転車であることを証明する手段がない場合もあります。

名前などをマジックペンで書いてある場合は別ですが、盗まれた際にすぐに発見してもらうためや自分のものであることを証明するためにも防犯登録がおすすめです。
自転車店などで直接、自転車を買えば、その場で防犯登録ができるので、基本的には登録漏れはありません。
ですが、オンラインストアで購入した場合には防犯登録ができません。知人などから譲り受けた場合には、新たな所有者として防犯登録を取り直すことが必要です。
この場合、近くの自転車店など自転車防犯登録所の看板があるお店に行き、本人確認書類と購入証明書や保証書、譲受証明書などを提示のうえ、手続きを行います。
防犯登録料が660円かかるため、お金がもったいない、わざわざ手続きに行くのが面倒と、していない方もいるかもしれません。防犯対策のためにも、防犯登録は済ませておきましょう。

防犯登録についての詳しい記事はこちら

鍵の強化

自転車の鍵を強化しよう

自転車に付属している鍵1つだけだと、鍵を壊されて乗り逃げされるおそれがあります。
鍵が複数付いていると鍵を壊す際や暗証番号などを解析するのに手間取るため、犯行をあきらめる可能性があります。
盗もうとしている人は、誰かに目撃されることを恐れるため、時間がかかると思うと手を出さないことが多いです。
そのため、鍵は自転車本体に付属する鍵のほか、チェーン錠や補助錠など、
もう1つプラスするのがおすすめです。

駐輪場所の選定

自転車が盗難されないための駐輪場の選び方

自宅での保管をはじめ、通勤先や通学先などでの自転車の駐輪はどうしていますか。
通勤や通学のために駅まで出て、自転車を駐輪場に停めて電車やバスに乗り換えると方も多いと思います。こうした時、駅により近くて便利だから、お金がもったいないからと、駐輪場ではない場所に停めてしまっている場合やセキュリティが整っていない駐輪場を安く借りていませんか。

本気で自転車を守りたいなら、多少料金が高くても、セキュリティが整った駐輪場を選びましょう。駐輪すると自転車本体を固定して鍵がかかる仕組みになっている場合やガードマンなどがいるところだと安心です。

自宅の駐輪場も気を付ける必要があります。外から目につくところに停める場合やアパートやマンションの敷地で誰でも入れるような場所は不安があります。自宅なら鍵がかかる倉庫やガレージ内に保管する、共同住宅ならマンションの地下駐輪場など、マンションの住民しか入れない駐輪場を借りるのがベストです。

自転車の盗難対策について別の記事はこちらをご覧ください。

保管の仕方の工夫

自転車がパンクしたけど穴がない・・・そんなときは「虫ゴム」とも呼ばれるバルブに原因がある!?

アパートやマンションの駐輪場が屋外にあり、かつ誰でも入れるような場所にある場合には、保管の仕方に工夫をしましょう。自転車カバーをかけるなどして目につかないようにし、すぐに持っていけない状態にします。

カバーをかけるとすぐに持ち出せないだけでなく、どのような自転車かがわからないので、ターゲットになりにくくなります。特に海外ブランドの高級自転車や人気の高い電動アシスト自転車などは、それだとわかるとターゲットになりやすいです。

そのため、自転車カバーをかけておき、ターゲットにされないようにしましょう。カバーをかけるとかえって目立つと思われますが、カバーを取り外して盗み出すという手間がかかると、誰かに見つかるおそれや人がやってくるおそれもあるので躊躇し、手を出さないケースが多いです。
カバーをかけたら、すぐに取り外せないようにしっかりと防備しましょう。

電動アシスト自転車のバッテリー管理

電動アシスト自転車の場合はバッテリーにも防犯対策を

電動アシスト自転車の場合、自転車をまるごと盗まれる事件だけでなく、バッテリーのみを持ち去るトラブルも増えています。バッテリーは消耗品なので、自分の電動アシスト自転車に付け替えようという目的や転売目的のケースもあります。

バッテリーを盗まれないための防犯対策は、面倒でも自転車から離れる時はバッテリーを取り外して持ち歩くことです。
たとえば、通勤や通学で仕事や勉強をしている間はもちろん、自宅に帰った時、そしてスーパーやコンビニなどで買い物する間など、ほんのわずかな間でもです。面倒、重いという方も多いです
が、ちょっとくらいという油断で、高価なバッテリーを盗まれるリスクがあります。

持ち歩いて管理することを考え、重いのが苦手な方は、電動アシスト自転車を買う際に、バッテリーの重量が軽いものを選ぶなどしましょう。

ゴミ捨て場にならないための工夫

自転車の前かごをゴミ捨て場にさせないために

駅前やスーパーなどの駐輪場に自転車を数時間停めておいただけなのに、前カゴをゴミ箱代わりにされたという嫌な経験はありませんか。
悪質な誰かが1人ごみを不法投棄することで、つられて入れていく嫌な行動を取る人がいます。

ゴミ捨て場にされないようにするには、前カゴにもカゴカバーをかけるのがおすすめです。自転車の色やデザインに合ったカバーを見つければ、おしゃれな雰囲気も損なわれません。
急いでいても必ずカバーのファスナーを閉めることや紐を縛ってから自転車を離れましょう。

ひったくり対策

自転車かごのひったくり対策もきちんと行おう

ひったくり対策にも、前カゴのカゴカバーは役立ちます。自転車で走る際には、荷物を入れたカゴのカバーをしっかりと閉じたうえで走行しましょう。
ショルダーバッグやポシェットなどを肩からかけていると、無理やり引っ張られて、バッグを奪われたうえ、転倒するリスクもあるので気を付けましょう。

自転車を盗まれたり悪戯されたりひったくりに遭わないために

自転車の防犯対策をしっかりと行おう

自転車の防犯対策として、

  • 防犯登録を行う
  • 鍵を強化する
  • 自転車を駐輪する場所や保管する場所を検討する
  • 自転車カバーをかける
  • バッテリーは持ち歩いて管理する

ことが大切です。また、ゴミ捨て場になることやひったくり被害に遭わないよう、カゴカバーをかけることも検討しましょう。

 

 

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