快適な自転車ライフをお楽しみのみなさん、こんにちは! wimoでございます。
突然ですが、みなさんが乗られている自転車は今どんな状態でしょうか?
タイヤに空気は入っていますか?
ネジやチェーンは錆びてないですか?
そもそも、みなさんは自転車の状態を気にしていますか?
毎日のように乗っていると気付きにくいかもしれませんが、ペダルが重いと感じたり、ブレーキの効きが悪いと感じたらそれは危険信号です。
自転車はとても頑丈で長く使える便利な乗り物ですが、長く使うためにはメンテナンスは必須です。しかし、街中でよく見る自転車の半分近くはボロボロのものばかりです。
例えば、ディスカウントストアに行けば1万円ちょっとで自転車が買えますよね。しかし、こういう自転車はパーツが粗悪だったり、精度が出てなかったりして、とても壊れやすいのです。それでも値段は1万円なので、壊れ方によっては、お店でメンテナンスしてもらうより新しいものを買った方が安くなる場合も多々あります。
みんながそうと言うわけではないのですが、一部の人は自転車を「消耗品」としてしか見てないのでは、と考えてしまいます。
自転車を次々と乗り捨てていくような使い方は、はっきり言ってお金や資源の無駄です。
しかし、安かろう悪かろうというわけでもなく、しっかり作られた高品質な自転車もある程度のメンテナンスは必要です。安価な自転車に比べて遥かに壊れにくく作ってありますが、タイヤなどゴム製パーツの劣化を止めることはできませんし、各部の錆も完全に防ぐことはできないのです。メンテナンスしなくても走行することができていると思われますが、自転車の走行性や長持ちの面から考えるとどうでしょうか。
その錆や劣化の面倒を見てあげるだけで、大切な自転車をとても長持ちさせることができるのです。私たちのCOOZYも、定期的なメンテナンスをすれば何年も乗ることができます。デザイン性や品質の高さに自信のある電動アシスト自転車です。
では、そのメンテナンスというのは具体的にどういうことをするのか、みなさんはご存知ですか?やっぱり、お店に頼まなければいけないものなのでしょうか。それとも、自分でできるものなのでしょうか。
今回は、そんな自転車のメンテナンスのあれこれについてお話しします。
まずは自転車の点検を受けよ
私たちのCOOZY電動アシスト自転車は、部品によって最大2年間の保証がついています。しかし、乗る頻度が多かったり、または保管する環境によって、どこかに不調が出てきてしまう可能性もあります。そのまま乗ると完全に壊れてしまうかもしれません。これは全ての自転車に言えることです。
早くて半年、遅くとも1年間乗ったならば、一度近所の自転車店で自転車の全体の点検を受けてほしいと思っています。
具体的にどんな点検をするのかというと、主にブレーキ、タイヤ、ベル、サドル、ハンドル、ライトの6箇所をチェックします。自転車のブレーキが効くかどうか、タイヤに空気が入っているか、擦り減ってないか、ベルやハンドル、サドルがぐらついてないか、ライトが点くかどうか、といった具合に、自転車の各部を点検するのです。そして、何かしらの異変や不調があれば、パーツを交換したり、ネジを締めたりします。
これらは普段の通勤中に、自分自身で自転車をチェックすることもできます。明日の朝、乗る前に少し気にしてみてはどうでしょうか。
自転車は消耗品じゃないけれど
さっき"一部の人は自転車を「消耗品」としてしか見てないのでは"と言いましたが、実のところ、自転車のパーツのいくつかは消耗品なのです。これから紹介するものは、一定の期間が経つか、不調が見られるようになったとき、必ず交換しないとダメなものです。「ブレーキワイヤー(ケーブル)」と、「ブレーキシュー」というパーツです。
自転車のブレーキワイヤーは、ハンドルのレバーとブレーキ本体を繋ぐ鉄線です。ブレーキシューは、ブレーキ本体に付いてホイールを押し止める役割をもつゴムの塊です。
先程からブレーキブレーキと連呼しているので大体の予想がつくかと思いますが、これらは搭乗者の命を預かるとても重要な自転車のパーツなのです。ブレーキシューがすり減ってしまったり、ワイヤーがほつれて切れかかったりしていると、ブレーキが効かなくなるのです。
一般自転車も電動アシスト自転車も、ブレーキが効かないこと、効きづらいと大変危険なことです。そのため、不調を感じたら、なるべく早く診てしてもらいましょう。重要度の高いパーツなので、最低限6ヶ月〜1年ごとの点検を強くお勧めします。
消耗品交換というのは手間がかかるものですが、世の中にはそういうメンテナンスの手間が減るように工夫されたパーツも存在します。
例えば、普通の自転車は金属製のチェーンでクランクとホイールを繋いでいますよね。しかし、COOZYはチェーンの代わりにゴム製のベルトドライブを使っています。
チェーンというのは自転車のパーツの中でも特に錆びやすい箇所です。つまり、注油や交換を比較的頻繁にしなければならない消耗品なのですが、錆びないゴムベルトを使うことで、メンテナンスの手間が少なくなるのです。自転車をオシャレに使いたい、かつ便利に使い方にもよい選択です。
それ以外、自転車のパーツのいくつかは消耗品ですが、逆に長持ちさせることに特化したパーツもあるのです。
グリスで自転車を長持ちさせよう
何年も自転車に乗っていると、どうしても避けられないものがあります。それは錆と汚れです。たとえ雨の日は絶対乗らないようにしていても、水溜りの水滴が付いてそこから錆びたり、埃や砂がいろんなところに溜まって汚れてしまいます。
自転車の表面についたものは雑巾などで拭き取ればいいのですが、内部に入ってしまうと、さまざまな問題が発生します。
水滴がフレームの中に浸透すると、固着(パーツが錆び固まって取れなくなること)を起こしてしまいます。ホイールやクランク、チェーンなどのベアリングに砂や埃が入ると、回転が悪くなってしまいます。
水滴や埃はとても厄介なものですが、これらはグリスを塗ることで防ぐことができます。
グリスというのはペースト状の油です。前述の通り、自転車の内部に水滴が浸透すると固着してしまうのですが、固着する可能性が高いパーツ同士の間に塗ることで、水滴や埃を防ぐことができるのです。また、そのパーツを外す時もあらかじめグリスを塗っておくことで滑らかに外すことができます。
固着しやすいパーツは、シートポスト(フレームとサドルを繋ぐパイプ)や、BB(クランクのベアリングが入る箇所)などです。BBは専用工具が必要な箇所なのでグリスを塗るのは少し難しく、工場であらかじめ塗ってから組み立てられます。ですが、シートポストは取り外しやすいパーツなので、みなさんでも簡単に塗ることができます。
サドルの高さを変えるとき、シートポストが動きにくかったり、渋くなっていたらグリスを塗るサインです。
話は変わりますが、自動車は2、3年にいちど車検がありますよね。バイクにも、中型車以上は車検があります。どちらも公道を走る車両として、不調や故障による事故を防ぐ責任があるからです。
しかし、同じ車両であるはずの自転車はどうでしょうか。みなさんもご存知の通り、自転車に車検はありません。だからといって、別に手入れや整備が必要ないわけではありませんよね。
定期的な整備で、自転車を安全な状態に保ちましょう。ギコギコと軋むような進まない自転車に乗るより、快適に乗れる自転車の方が楽しいじゃないですか。