自転車の空気が入らないときは虫ゴムが原因?交換する方法を解説

自転車の虫ゴムとは何かご存じでしょうか?自転車の空気が入らないのは、虫ゴムの劣化が原因であるケースが多いです。ゴム素材は劣化しやすいため、定期的に交換する必要があります。そこで、自分でも交換できる方法を知っておくと、役立つでしょう。

この記事では、自転車の空気入れをしても漏れてしまうときに考えられる原因や、虫ゴムを交換する方法を解説します。

· 《 記事 》

自転車の虫ゴムとは

自転車の虫ゴムとは、英式バルブに使用されている空気の逆流防止弁のことです。英式バルブは、洗濯ばさみ型のクリップで挟み、空気を入れるタイプのバルブで、ママチャリに多く使われています。英式バルブには軸となるバルブコアがあり、根元にはゴムが付いているのが特徴です。このバルブコアのゴム部分が虫ゴムと呼ばれています。

虫ゴムの構造

バルブコアには小さな穴があり、この穴は虫ゴムによって塞がれています。空気を入れると圧力で虫ゴムが広がって、チューブに空気が入っていく仕組みです。空気がチューブに入ると、穴は再び虫ゴムで塞がれます。このような構造により、タイヤの空気入れの際に、空気が漏れないようになっています。

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自転車に空気が入らないときの原因は?

自転車の空気入れをしてもタイヤが硬くならず、空気が抜けていくように感じることがあります。自転車に空気が入らないときの原因には、以下の2つが考えられます。

・虫ゴムの劣化

・パンク

虫ゴムの劣化

空気入れの際に空気が漏れる1つの原因は、虫ゴムの劣化です。虫ゴムが劣化すると、バルブコアの穴が塞げなくなるため、空気が漏れるようになります。虫ゴムの寿命は、自転車の使用状況にもよりますが、おおむね1年程度とされています。

自転車が空気漏れするときは、まず虫ゴムの劣化を疑いましょう。虫ゴムを外して状態を確認し、ゴム部分に亀裂がある場合は、虫ゴムが原因である可能性が高いです。虫ゴムを新しいものに交換し、数日経った後にまだ空気漏れがある場合、次はパンクを疑います。

パンク

虫ゴムに問題がないのに自転車が空気漏れする場合は、パンクの可能性が高いです。タイヤを回しながら、亀裂がある部分を探します。タイヤに傷が見当たらない場合は、チューブに穴が開いている可能性もあります。パンクが原因の場合は、タイヤやチューブを交換する必要があるでしょう。

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虫ゴムを交換する方法

虫ゴムは劣化しやすいので、自分で交換する方法を知っておくと便利です。ここでは、以下の2つの項目にわけて、虫ゴムの交換方法を解説します。

・虫ゴムの交換に必要なもの

・虫ゴムの交換手順

虫ゴムの交換に必要なもの

虫ゴムの交換に必要なアイテムは、以下の3つだけです。

・新しい虫ゴム

・空気入れ

・パーツクリーナー

虫ゴムは、ネットショップや自転車店、100均などでも入手できます。虫ゴムの規格は1種類しかないので、迷わず購入できるでしょう。ただし、専門店で販売されているものと安価な虫ゴムでは、ゴムの質や厚みが異なります。頻繁な交換をしたくない場合は、品質重視で購入するのがおすすめです。パーツクリーナーはなくても構いませんが、用意しておくと交換時にスムーズです。

虫ゴムの交換手順

ここでは、虫ゴムの交換手順を解説します。交換は、以下のステップで行います。

1.キャップとバルブナットを外す

2.バルブコアを外す

3.古い虫ゴムを外す

4.新しい虫ゴムを付ける

以下では、それぞれのステップを詳しく解説しますので、交換の際にお役立てください。

キャップとバルブナットを外す

キャップは空気入れの蓋として付いている黒いゴム部分、バルブナットはバルブ軸の根元を支えているナットです。ナットは反時計回りに回すと外れ、ナットを緩めると空気が抜け始めます。

バルブコアを外す

バルブコアは軸部分に差し込んであるだけなので、引っ張れば外れます。くっついていて外れない場合は、少し力がいる場合もあります。タイヤにある程度空気が残っていると、引き抜く際にバルブコアが飛んでいくこともあるので、慎重に外しましょう。

古い虫ゴムを外す

引き抜いたバルブの根元に付いている、古い虫ゴムを外します。こびりついて固い場合もありますが、手で剥がしていきます。引き抜いたバルブコアに虫ゴムが見当たらない場合は、バルブ本体の軸の中に残っているかもしれません。軸内部にこびりついている場合は、マイナスドライバーなどを使って剥がします。

新しい虫ゴムを付ける

バルブコアに新しい虫ゴムを付けて、交換の完了です。新しい虫ゴムは固くて上手くはまらないことが多いため、パーツクリーナーを準備しておくと役立ちます。

虫ゴムをクリーナーのノズルに差し込み、吹き込みます。虫ゴムの内部に油分が付き、滑りが良くなるので、簡単にバルブコアに装着できるようになるはずです。パーツクリーナーがない場合は、虫ゴムを数秒水に浸すだけでも、摩擦抵抗が少なくなり、装着しやすくなります。

虫ゴムは、バルブコアの奥までしっかり被さるように装着しましょう。装着が緩いと、空気入れの際にすぐ外れる原因となります。装着後、ゴム部分が長すぎる場合は短くカットしましょう。

また、虫ゴムを被せる作業が不要なバルブに交換する方法もあります。虫ゴム付きの状態で販売されているバルブコアを、バルブ本体に差し込むだけで交換完了です。ただしこのタイプは、ゴム部分が劣化すると、金具部分ごと再び交換する必要が生じるため、一長一短といえます。

虫ゴムの交換はどこでできる?

虫ゴムは自分で交換可能ですが、自転車店でも対応してもらえます。新しい虫ゴムを購入する際に、無料で装着してくれるところもあるので、自転車店で購入すると手間が省けるかもしれません。自転車店で見てもらうと、タイヤの状態も確認できるため、空気漏れの原因をより正確に突き止められるでしょう。空気漏れを素早く解決したい場合は、プロの手を借りるのもおすすめです。

虫ゴムを使わないタイヤもある

一般的なママチャリの多くは、定期的な虫ゴムの交換が必要ですが、虫ゴムを使わないタイプのタイヤもあります。虫ゴムを使用する英式バルブに対し、米式、仏式バルブは虫ゴムを使用しません。スポーツタイプの自転車は米式、仏式バルブを使用しているケースが多く、虫ゴムの交換が不要です。

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まとめ

自転車の空気入れをしても漏れてしまうときに考えられる主な原因は、虫ゴムの劣化とパンクです。虫ゴムは、自身でも比較的簡単に交換ができます。虫ゴムは、ネットショップや自転車店、100均などで購入できますので、空気漏れがある際は試してみてください。

新しい虫ゴムが上手く入らない場合は、パーツクリーナーを使用したり、水に浸したりなどのコツがあります。また自転車店で交換してもらえば、タイヤの点検を兼ねられるので、より安心です。

頻繁な虫ゴム交換が面倒な場合は、耐久性の高い米式バルブを採用した自転車を選ぶのも1つの方法です。wimoの「電動アシスト自転車COOZY」のタイヤは、米式バルブを使用しております。英式、仏式と比較して空気漏れが少なく、空気保持性に優れている仕様です。小径車やマウンテンバイクにもよく使用されています。十数名のエンジニアの手で、デザイン性だけでなく、使い心地の良さを追求した自転車です。よろしければ、ぜひご検討ください。

 

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