保証に必要なもの
電動アシスト自転車の修理の際に保証を活用する場合に必要なものをご紹介します。
- 購入時のレシート
- 車体本体の状態
- 保証書
上記の3点が必要となります。ネット通販で購入した場合は保証書に購入日や購入店舗の記載がない場合が多いので、購入したことが証明できるメールや納品書などを保存しておきましょう。
必要な書類、製品の登録がされていない場合保証での対応ができなくなってしまう可能性があります。販売店での購入の場合はその場で書類の記入を行い、控えを受け取るため忘れない場所に保管しましょう。
保証の適用が可能な場合
電動自転車には、消耗品とそうでないパーツが存在します。保証は基本的に消耗品ではないパーツのみに適用されます。消耗品ではない基本的な部品をご紹介します。
- フレーム
- フロントフォーク
- モーター
主にこちらの3種類が消耗品ではない基本的な部品です。それぞれ何を指しているか簡単にご紹介します。
フレーム
自転車の骨組みとなる部分です。素材は基本的には鉄、アルミになっています。鉄のフレームは製造を低コストで行うことができ、車体本体の価格がお手頃になっています。それに対しアルミ素材のフレームは鉄よりもコストがかかりますが、軽量で錆びづらいです。
各メーカーはフレームの耐久性などを確認する検査を行っている為、通常使用で壊れることは基本的にはないので安心して使用することができます。しかし、自転車によって積載量の制限や体重制限が異なるので必ず確認しましょう。それを超えての使用は保証の対象外となるだけではなく、予測不能な破損や事故に繋がる恐れがあります。
フロントフォーク
フロントフォークとは、自転車の前輪やハンドルを取り付けている重要な部品です。しかしフロントフォークは事故などで衝突した際に曲がりやすくなっています。また衝撃を吸収してくれるため、目に見えないクラック（ヒビ）が入ってしまう場合があります。万が一事故に遭ってしまった場合は、自転車店に持ち込み、フロントフォークだけではなく車体全体に異常がないかチェックしてもらうようにしましょう。
モーター
電動アシスト自転車の動力となる部品です。モーターが故障してしまった場合は、アシスト力の低下やアシストがされなくなってしまう場合があります。調子が悪いと感じた場合はモニターを確認し、エラーコードが表示されているかチェックをしましょう。エラーコードとは、電動アシスト自転車の電装関係に何か異常が発生した際に表示されるコードです。そのコードから、異常が発生している原因を判明させることができます。エラーコードはエンドユーザーにも公開されている場合があるので、ご使用の電動アシスト自転車に表示されてしまった場合はメーカーのHPを確認してみてください。ただし、修理には専門的な技術が必要となる場合がほとんどなので、最終的には自転車店に持ち込むケースが多くなっています。
バッテリーの保証について
電動自転車を動かす上で必要不可欠なバッテリーですが、日常の使用によってリチウムイオンバッテリーによる特性で少しずつ消耗していきます。バッテリーの保証は基本的にそのほかのイレギュラーな故障や不良に対応可能です。長期間使用しない場合は室内で保管をし、バッテリー本体に衝撃を与えないようにしましょう。リチウムイオンバッテリーは外部からの衝撃に弱く、破損した際に発火してしまう恐れがあります。取り扱いには注意しましょう。
盗難にも対応
電動アシスト自転車の保証は故障や初期不良のほかに、盗難保証も付属している場合があります。メーカーにより、金額や条件、年数は異なります。盗難被害に遭ってしまった際は速やかに警察に相談し、届け出を提出しましょう。また、鍵をかけていない場合保証の対象外となってしまう場合がありますので、少しの時間でも鍵をかけることを徹底しましょう。
対策を怠らない
盗難補償があったとしても、自転車が盗難されてしまうと気分が落ち込んでしまいますよね。また、保証を活用しても新しく購入する際は費用が発生してしまいます。駐輪時や自転車のそばから離れる際は確実に施錠を行いましょう。故障につながる恐れがある使用も控えることで自転車の寿命も伸びます。メーカーの取扱説明書に記載されている使用方法以外の故障は保証の対象外となる場合があるため注意が必要です。
まとめ
電動アシスト自転車は買い物や送り迎え、通勤など日常使いで非常に便利な乗り物です。しかし価格も高額なため、頻繁に買い直すことができません。そのため使用上の注意をよく守り、万が一の故障や盗難の際は保証を活用して出費を抑えましょう。
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※本文に使用した写真はイメージです。自転車に乗る際は、必ずヘルメットを着用し、交通ルールを守りましょう。