電動自転車と電動アシスト自転車には違いがあるのか
どこを見ればわかるのでしょうか。また実際に使用する際、どう違ってくるのか。購入前に疑問をもっている人が少なくありません。電動自転車と電動アシスト自転車の見た目から使用する際の注意点を詳しく説明します。
見た目はほとんど変わらない
あまり自転車について詳しく知らない方は、電動自転車と電動アシスト自転車は一緒の乗り物だと思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、見た目はほとんど変わらず、パっと見たら同じ乗り物に見えます。カゴや車輪部分などもそのままですので、じっくりと見ないと違いはわかりません。
しかし、一点注目してみると、違いがあります。ペダルが普通の自転車のようにあるか、足を乗せるだけになっているかです。
電動アシスト自転車の場合、普通の自転車のように漕げるペダルが付いています。出発する時にも、必ずこのペダルを漕がなければいけないのです。
しかし、電動自転車の場合は100%電気で動くため、ペダルはいりません。足を乗せるだけの仕様になっているため、ここで判断がつきます。
ただ、電動自転車によっては100%電気で動くものの、中にはペダルが付いたものもあります。
そうなってくると、ほとんど見分けはつかないかもしれません。
電動アシスト自転車は漕がなければ動き出さない
電動自転車の場合、自分で足に力を入れて漕がなくてもそのまま走行ができます。乗り心地としてはバイクに近く、動かしたい時に足を使う必要がありません。
しかし、同じ電気を利用する電動アシスト自転車の場合、ペダルを踏んで前に漕ぎ出さなければ動きません。
自分で力を入れて漕ぐことで、電気が動きアシストしてくれます。疲れてきて足の回転が遅くなると自転車の動きも同じようにゆっくりになり、普通の自転車に近い乗り心地です。
一方、電気自転車の場合は一定の速さをキープでき、バイクのように楽に移動ができます。
原付の免許がないと電動自転車に乗れない
同じように電気を利用して走る乗り物ですが、電動自転車は原付免許がないと乗ることができません。
一見見た目もほとんど変わらない自転車でも、走る時のルールが大きく変わります。
元々バイクにも乗ったことがある方はそこまで敷居が高くないかもしれませんが、運転免許証を持っていない人からすると電動自転車は難しいと感じてしまうかもしれません。
電動アシスト自転車の場合は原付免許をはじめ、何かしらの免許を持っていないと乗れないということは一切ありません。
普通の自転車に乗るように、購入した後すぐに乗ることができます。
坂道を少しアシストしてくれて楽に乗れれば問題ないという場合は、電動アシスト自転車を購入したほうが走行するのも難しくないでしょう。
そのため、日本ではあまり電動自転車にバイクのように乗っている方はほとんどおらず、電動アシスト自転車が主流になっています。
自賠責保険にも入らなければならない
自転車でも今は事故も多いため、任意で保険に加入が義務付けられています。
電動自転車の場合は、強制保険でもある自賠責保険に加入しなければいけません。
車道では危険が潜んでいますので、保険は必要です。入っても入らなくても良いのではなく、強制的な点は電動アシスト自転車との違いでしょう。
どんなに自分で気を付けて走行していても、万が一のことはあり得ます。相手にケガをさせてしまった時に、高額のお金を支払うのは大変です。
自賠責保険に加入していれば、万が一相手にケガをさせてしまっても保険があるので安心です。ただ、自分がケガした時や何か建物などを壊してしまった時には、補償されないため注意しましょう。
バイクと同じくヘルメットが必要
車道には大きな車が多数走行しているため、万が一ぶつかってケガをした時に大変です。
特に電動自転車の場合は車が通る道を走ることになりますし、体の周りをガードしているものはありません。
普通の自転車と同様体はすべて外に出ているため、万が一転んでしまった時などは直接建物や道路、車に当たってしまいます。体の中でも特に頭部は大切な箇所ですので、バイクと同様ヘルメットが必要になります。
それに対して、電動アシスト自転車の場合は、特にヘルメットがなくても走行可能です。
頭を守るという意味では積極的にヘルメットをしたいところですが、もししていないからといって罰金を取られることもありません。
もちろん、安全のため、万が一の時に自分を守るという意味で、ヘルメットをした方がおすすめです!
電動自転車は車両の状態を厳しく見られる
電動アシスト自転車であっても、しっかりと整備されていて安全に走行できるかどうかは重要です。
しかし、電動自転車程はしっかりと見られていません。
電動自転車に乗る場合は、前後ブレーキやヘッドライトだけでなく、バックミラーやクラクション、ナンバープレートなどが必要です。
すべてが揃っていないと実際に道路を走った時に危険なため、しっかりと見られています。
バイクに乗るような感覚で、しっかりと準備が必要です。
電動自転車はナンバープレートが必要
バイクと同じように、電動自転車の場合もナンバープレートが必須となっています。
電気で走るため、バイクとは違う印象ですが、車と同じように走れるためナンバープレートが必要です。
電動アシスト自転車は、普通の自転車と同じように特に何も必要ありません。
実際走行している電動アシスト自転車に、ナンバープレートを付けている方はいません。
しかし、電動自転車の場合はナンバープレートがあって初めて走行できるようになるため、必ず準備が必要です。
もし免許証を忘れてきたら電動自転車は無免許運転になる
ちょっとそこまで出かけたいと思い、何も持たないで電動自転車を走らせてしまったら無免許運転になります。
それはバイクや車の話で、自転車だから大丈夫ということは一切ありません。
万が一警察官が取り調べをしている時に電動自転車に乗っていながら無免許運転をしていたら、罰金も取られてしまいます。
そんなに走る距離もなくそこまでと思っても、通用しないということです。
しかし、電動アシスト自転車の場合は、そもそもが運転免許が必要ではありません。もし財布や携帯電話など何も持たずに少しの距離を走ったとしても、何も違反ではなないのです。
気軽にちょっとした距離を移動しやすいのは、電動アシスト自転車とも言えるでしょう。
どこまでアシストするかが大きな違い
電動自転車でも電動アシスト自転車でも、乗っている人が楽なように電気でアシストしてくれます。
ただ、どこまでアシストするかで、乗る際の条件が変わってくるのです。
電動自転車というのはフルでアシストをしてくれるため、一切自分たちの力を必要としません。バイクや車もガソリンなどがあれば、自分たちが必至に足を動かし漕ぐ必要がないのと同じです。
しかし、電動アシスト自転車はすべてを助けてくれるわけではありません。
最大2倍までしかアシストしてくれないため、漕ぐのが楽にはなりますが、どうしても自分の足の力は必要になります。
さらに、アシストはどんな時でも一定ではなく、走る速度が加速してくると弱まります。100%助けてくれる電動自転車と違い、電動アシスト自転車は限定的で状況に応じて変化もするのです。
どちらかというというと、普通の自転車に似た仕組みになっています。電動自転車はバイクにそっくりな仕組みなため、乗る場合の規則も厳しくなっています。
似た名前でも大きな違いがある
電動自転車と電動アシスト自転車は、正直同じようなネーミングで似たような乗り物に思えます。
しかし、電動自転車の場合バイクに似ているため、原付免許やヘルメット、自賠責保険が必要になります。
電動アシスト自転車は普通の自転車の延長線として乗ることができ、特に免許も必要ありません。アシストもフルでしてくれる電動自転車に対し、電動アシスト自転車は限定的にしかしてくれません。自転車を使用することを類似するのが電動アシスト自転車であり、免許が不要や自賠責保険などの加入手続きなどがなく、楽に所有できるのが電動アシスト自転車であることは間違いありません。このように、実際にどちらが自分に適するのか、これからどうように使用する予定なのかを含めて検討し、ご検討する方がよいかもしれません。
電動アシスト自転車COOZY
wimoのCOOZYは電動アシスト自転車の型式認定に合格している、ベルトドライブ搭載の電動アシスト自転車です。注油不要のベルトドライブ搭載しているため、チェーンの錆問題などの心配がなく、メンテナスフリーというメリットがあります。また、ベルトドライブ特有の滑らかな、スムーズな走行感を味わうことができ、電動アシスト自転車の中でも面白い一択です。
車のデザイナーがデザイナーしたフレームは特徴的で、シンプルで個性のある形状です。ご興味のある方はぜひ店舗で実物を見て試乗してみてください。