電動アシスト自転車の「バッテリー容量」とは?
電動アシスト自転車のバッテリー容量とは、電動アシスト自転車のモーターを動かすために、バッテリー内に貯蔵しておく電気の総量を示すものです。バッテリー容量が大きいほど貯蔵できる電気の量が多く、一度の充電でより長い距離を走行できます。
バッテリー容量をあらわす単位
電動アシスト自転車のバッテリー容量は「Ah(アンペアアワー)」という単位であらわされます。電流の単位であるA(アンペア)と、時間を意味するh(アワー)を掛け合わせたものです。
1Ahは「1Aの放電を1時間行える」ことを示します。電動アシスト自転車のバッテリー容量は、6Ah~20Ah程度であることが一般的です。
バッテリー容量による走行距離・充電頻度の違い
一般的には、バッテリー容量が大きいほど走行距離が長く、充電頻度が少なく済みます。バッテリー容量ごとの走行距離の目安は、以下のとおりです。
【バッテリー容量ごとの走行距離の目安】
バッテリー容量 走行距離の目安
6~9Ah 21~82km
12Ah 40~107km
14~16Ah 41~130km
1回あたりの走行距離×自転車の利用頻度の値を算出して、上記と照らし合わせることにより、おおまかな充電頻度が推定できます。充電頻度はできる限り少なくすることが望ましいですが、後述する大容量バッテリー特有のデメリットも考慮し、相性が良いと感じる容量のバッテリーを選んでみてください。
バッテリー容量の大きい電動アシスト自転車を選ぶメリット
バッテリー容量の大きい電動アシスト自転車には、主に以下の3つのメリットがあります。
長い距離を走れる
一般的に、電動アシスト自転車は、バッテリー容量が大きいほど走行可能距離が長いです。通勤や通学など、ある程度長い距離を走る見込みがある方には、大容量バッテリーが適しています。
充電頻度が少ない
電動アシスト自転車で長い距離を走る予定がないという方は、充電頻度が少なく済むというメリットが得られます。頻繁にバッテリーを外して充電を行うのが面倒に感じる方にも、大容量バッテリーがおすすめです。
劣化しにくい
バッテリーは、放電と充電のサイクルを繰り返すことによって次第に劣化していきます。充電の頻度が少なければ劣化が進みにくいため、バッテリーを長く使い続けることが可能です。
バッテリー容量の大きい電動アシスト自転車を選ぶデメリット
電動アシスト自転車においては、バッテリー容量が大きいことによるデメリットも多く存在します。メリット・デメリットの両面を理解して、自分にはどのくらいのバッテリー容量が合っていそうかを検討してみてください。
価格が高い
バッテリーは、容量が大きくなるほど価格も高くなっていきます。一般的に、大容量のバッテリーを搭載している自転車はどれも比較的高額であるため、予算を多めに見積もることが必要です。
バッテリー本体が重くなる場合がある
大容量のバッテリーは本体が物理的に大きく、重くなりがちです。パーツの重さは、自転車の走り心地に大きく影響します。軽快さが重視されるスポーツタイプの電動アシスト自転車などには、比較的容量が小さく軽いバッテリーが採用されます。
充電に時間がかかる場合がある
大容量のバッテリーは、充電に時間がかかるものが多いです。急速充電に対応している充電器を使うことで、充電時間をある程度短縮できます。短時間で充電を済ませたい方は、充電器選びにもこだわりましょう。
電動アシスト自転車のバッテリー容量の選び方
電動アシスト自転車の用途・利用頻度ごとに、それぞれ適したバッテリー容量をご紹介します。
低容量(8Ah以下)がおすすめの人
8Ah以下の低容量バッテリーがおすすめなのは、以下のような人です。
<低容量バッテリーがおすすめの人>
・電動アシスト自転車に軽さを求めたい人
・自転車の購入価格を抑えたい人
中容量(12~14Ah程度)がおすすめの人
12~14Ah程度の中容量バッテリーがおすすめなのは、以下のような人です。
<中容量バッテリーがおすすめの人>
・ある程度の距離の走行と自転車の軽さを両立したい人
・自転車の利用頻度がそれほど多くない人
大容量(16.0Ah以上)がおすすめの人
16.0Ah以上の大容量バッテリーがおすすめなのは、以下のような人です。
<大容量バッテリーがおすすめの人>
・長距離の走行を頻繁に行う人
・できるだけ充電の頻度を減らしたい人
・坂道を登る、子どもを同乗させるなど負荷がかかる場面が多い人
電動アシスト自転車のバッテリーを長持ちさせる方法
電動アシスト自転車のバッテリーは、簡単なポイントを意識して取り扱えば、長持ちさせることが可能です。バッテリーの寿命を延ばす方法を解説します。
使い切りやフル充電を避ける
バッテリーは、残量が完全になくなった状態や、満タンになった状態のときに特に劣化しやすくなります。完全に使い切る前に充電を行い、フル充電の少し手前でやめるのが理想的です。
長時間、野ざらしにしない
電動アシスト自転車を長時間野ざらしにしておくと、バッテリーやモーター、そのほかのパーツの劣化が進んでしまいます。常に屋内で保管するのがベストですが、難しい場合はカバーをかけるなどして、雨風や紫外線から自転車を守りましょう。
適温で保管する
夏場の高温・冬場の低温は、ともにバッテリーの寿命を縮めます。自転車を使わないときには、できる限り空調がきいた屋内に入れ、15℃~25℃の一定温度下での保管を心がけましょう。
定期的にメンテナンスをする
自転車は、定期的なメンテナンスが必要な乗り物です。自宅で清掃などのケアをこまめに行うほか、プロにメンテナンスを依頼して安全確認をしてもらうことも、バッテリーおよび電動アシスト自転車本体を長く使うコツです。
まとめ
電動アシスト自転車のバッテリー容量はさまざまです。自転車の用途・利用頻度によって、以下のようにおすすめできる容量が異なります。
【容量ごとにおすすめできる人】
容量 おすすめできる人
低容量 軽さを重視したい人、価格を抑えたい人
中容量 ある程度の走行距離と軽さを両立したい人
大容量 長距離の走行を頻繁に行う人
自分の利用スタイルに合った容量のバッテリーを選び、充電の回数を極力減らすことを意識すると、バッテリーを長く使い続けられます。
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