自転車のチェーンが外れやすいのは「たるみ」が原因の場合が多い!
自転車のチェーンが外れやすい場合、たるみが生じている可能性が高いです。よくチェーンが伸びると表現され、摩耗によってリンク部分の隙間が広がると、チェーンがたるんで外れやすくなります。
また、チェーンのたるみは破損の原因にもなりますので、注意が必要です。自転車を使えば使うほどチェーンは摩耗するため、定期的に状態をチェックするようにしましょう。
チェーンのたるみを直す方法
チェーンのたるみを直すには「張り調整」を行う必要があり、その際には一度車輪の固定をゆるめなければなりません。専門知識がなければ作業に時間がかかり、怪我をしてしまうリスクもありますので、自転車屋で修理してもらうほうが安心でしょう。
なお、張り調整の費用相場は、600円前後です。数百円の支払いで作業の手間が省けるほか、怪我や破損のリスクもなくなりますので、特にこだわりがなければプロの方に任せることをおすすめします。
その他、自転車のチェーンが外れやすい原因は?
「最近、自転車のチェーンが外れやすい」と感じたら、たるみ以外に原因があるかもしれません。考えられる主な原因は、以下のとおりです。
<自転車のチェーンが外れやすい主な原因>
急速な変速をしている
チェーンが汚れている
チェーンがねじれている
チェーンが劣化している
チェーンが合っていない
チェーンリングやギア(ディレイラー)に問題がある
それでは、紹介した6つの原因について詳しく見ていきましょう。
急な変速をしている
変速機の切り替え中にチェーンが外れる場合、変速のタイミングが良くないかもしれません。ペダルを踏み込んだ瞬間に急な変速を行うと、チェーンに負担がかかってギアから外れてしまうことはよくあります。
上記の内容に心当たりがある方は、ペダルを強く踏めない(チェーンにかかる負荷が少ない)タイミングで変速するといった工夫が必要です。
チェーンが汚れている
自転車を利用していると、チェーンの部分に砂やほこりなどの汚れが溜まります。また、油分が不足して、さびてしまうこともあります。汚れやさびは変速機との張り付きを悪くし、チェーンが外れる原因にもなりますので、注意が必要です。
チェーンが汚れている場合は、専用のクリーナーを吹きかけ、布を使って汚れを拭き取りましょう。さびに関しては、市販のさび取り剤を使うことで落とせますが、状態によってはチェーンの交換も検討しなければなりません。
なお、wimoの電動アシスト自転車「COOZY(クージー)」は、メンテナンスフリーのベルトドライブを搭載しています。手入れが不要なうえ、さびの心配がありません。自転車を管理することに不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。
チェーンがねじれている
チェーンは金属からできていますが、走行中に無理な力がかかってねじれてしまうこともあります。ねじれが生じると、ギアとの噛み合わせが悪くなり、チェーンが外れやすくなりますので大変危険です。
ペダルを回してみて、おかしな音や動きが確認できる場合は、チェーンがねじれているかもしれません。明らかに変形しているのであれば、速やかに交換の準備を行いましょう。
チェーンが劣化している
消耗品であるチェーンは、自転車を使っているうちに少しずつ劣化していきます。徐々に結合部分が削れてゆるくなり、その結果としてチェーンが外れやすくなってしまうのです。
自転車の使用期間や走行距離が長い場合は、一度チェーンの状態を確認し、劣化が見られる場合は速やかに交換しましょう。ご自身で劣化しているかどうか判断できないときは、自転車屋で確認してもらうのが手っ取り早いです。
なお、チェーンの寿命は、負荷のかけ方やメンテナンスの状況によって変わってきます。一般的には、3,000〜4,000キロごとの交換が望ましいと言われています。
チェーンが合っていない
自転車のチェーンは、スプロケットといった歯車と噛み合うように固定されています。しかし、チェーンの長さが合っていなければ噛み合わせが悪くなり、それが原因でチェーンが外れてしまうことも珍しくありません。
また、噛み合わせが悪い状態で走行していると、パーツが摩耗したり変形したりする可能性もあります。ペダルを漕いだときにチェーンが滑る感覚(歯飛び)がある方は、一度自転車屋に見てもらい、必要であればチェーン交換を行いましょう。
チェーンリングやギア(ディレイラー)に問題がある
チェーンが外れやすい原因として、チェーンリングやギア(ディレイラー)の問題も考えられます。例えば、チェーンリングの取り付け角度がずれていると、チェーンとの噛み合わせが悪くなり、結果的に外れやすくなってしまうのです。
そのほかにも、ギアの摩耗や劣化により、チェーン落ちにつながるケースもあります。必ずしもチェーンに原因があるとは限りませんので、チェーンリングやギアの状態も確認するようにしましょう。
自転車のチェーンが外れてしまったときの直し方
ここでは、自転車のチェーンが外れてしまったときの直し方を紹介します。いざというときに落ち着いて対応できるよう、自分で直す方法も確認しておきましょう。
フロントギアの直し方
フロントギアからチェーンが外れてしまった場合は、以下の方法で直すことが可能です。
<フロントギアの直し方>
変速機の数字に合わせてチェーンをギアにかける
ペダルを後ろ方向に回してゆっくり逆回転させる
自転車のチェーンはフロントギアから外れるケースが多いですが、直し方は意外と簡単です。そのため、仕組みに詳しくない方も、問題なく対応できるでしょう。ただし、チェーンやギアの状態によっては、元に戻らない可能性もあります。その際は、プロの方に修理・交換を依頼するようにしてください。
リアギアの直し方
リアギアからチェーンが外れてしまうケースもありますが、その場合はチェーンが落ちた位置(内側・外側)によって直し方が変わってきます。まずは、内側に落ちたときの直し方から見ていきましょう。
<リアギアの直し方(チェーンが内側に落ちた場合)>
変速機を一番大きな数字に調整する
大きなギアにチェーンをかける
ペダルを前方向に回してゆっくり回転させる
チェーンやギアに異常がなければ、上記の方法で直すことが可能です。次に、外側に落ちたときの直し方を紹介します。
<リアギアの直し方(チェーンが外側に落ちた場合)>
変速機を一番小さな数字に調整する
小さなギアにチェーンをかける
ペダルを前方向に回してゆっくり回転させる
内側に落ちたときとは異なり、外側に落ちた場合は変速機を一番小さな数字に調整し、そして小さなギアにチェーンをかけるようにします。リアギアのチェーンを無理に直そうとすると、強い力がかかって食い込むことがありますので、慌てずに調整するようにしてください。
ママチャリの場合は修理に出すのがおすすめ
ママチャリ(シティサイクル)に関しては、仕組み上リアギアのチェーンを直すことが難しいため、修理に出すのがおすすめです。お店によって金額は変わってきますが、チェーン外れの費用相場は1,500円程度と考えておくと良いでしょう。
なお、変速機がない自転車はチェーンの長さが一律になっていますので、余程のことがなければ外れません。もし走行中に外れた場合、チェーンがゆるんでいる可能性が高いため、すぐに自転車屋に見てもらうことをおすすめします。
まとめ
自転車のチェーンはたるみをはじめ、汚れや劣化などが原因で外れやすくなります。そのため、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。日頃から手入れしているのにチェーンが外れやすい場合は、パーツに問題があると考えられますので、すぐに自転車屋へ相談しましょう。
なお、wimoの「COOZY」はベルトドライブを搭載しており、基本的にはメンテナンス不要でご利用いただけます。さびの心配がなく、耐久性も重視して作っておりますので、ご興味のある方はぜひ製品ページもご覧ください。
wimoでは、電動アシスト自転車「COOZY」
本格子供自転車「wimo kids」
をご用意しております。
wimo製品は全車種ベルトドライブを標準搭載しており、
あなたの生活の移動がより快適なものになることを約束します。
▼ベルトドライブについての詳しい記事はこちら
「ベルトドライブはどんな自転車?」
wimoは、都会的なデザインで、1.25kgの軽量バッテリーを搭載、電動アシスト自転車「COOZY」&優れたパーツを採用している本格派子ども自転車「wimo kids」といった、ハイスペックバイクのラインナップ。
全国の販売代理店や、wimoオンラインストアにてお取り扱い中です。