電動自転車は楽に漕げることが最大の魅力
電動自転車とは、モーターのアシストを受けることで、ペダルを漕ぐ力の負担が大幅に軽減できる自転車です。速度が遅くなるほどアシスト力が強くなるため、ペダルの漕ぎ始めや登り坂などの走行が楽になります。
ペダルで漕ぐ動作が必要な電動自転車は、正しくは「電動アシスト自転車」と言います。電動アシスト自転車は、モーターはついているものの、力を入れてペダルを踏み込み、前に漕ぎ出すことで走り出す自転車です。
電動アシスト自転車とは別に、フル電動自転車と呼ばれる乗り物もあります。これは、ペダルをまったく漕がずに、100%電動で動くことから「ペダル付き原動機付自転車」に該当するものもあります。ペダル付き原動機付自転車は、いわゆるバイクに該当するため、ナンバープレートの表示や原付免許の取得・免許証の携帯、自賠責保険への加入などが必須です。公道を走ると法令違反になってしまうため、十分に気を付けなくてはいけません。
電動アシスト自転車は、道路交通法上では自転車として扱われており、ペダル付き原動機付自転車とはまったく異なる乗り物です。免許は不要で、通常の自転車と同様に、購入してからすぐに使えます。
本記事で電動自転車と記載されている箇所は、電動アシスト自転車を指していることをご承知おきください。
電動自転車が「楽じゃない」と言われる6つの理由
普段から坂道を自転車で走行していたり、自転車で運ぶ荷物が多かったりすると、電動自転車に興味を持つ方もいるのではないでしょうか。ただし、少なからず「電動自転車は楽じゃない」との声があるのも事実です。
このように言われるのには、主に以下の6つの理由があります。それぞれの理由についてご紹介します。
①電動自転車は自力で漕ぐ必要がある
先ほど解説したように、電動自転車は100%モーターの力で動くのではなく、人間がペダルを漕ぐ力をモーターが補助して走る自転車です。つまり、ペダルを漕ぐ動作が必要となるため、まったく漕がずに走ると思っている人にとっては、楽じゃないと感じるかも知れません。
通常の自転車よりは漕ぐ力が減るものの、まったく力が要らないわけではないため、想像していたのと違うと感じてしまうでしょう。
②電動自転車の補助力は一定ではない
電動自転車のモーターによる補助力は一定ではなく、道路交通法上で以下のとおり定められています。
時速10km未満…漕ぐ力1:アシスト力2(最大)
時速10km以上24km未満…走行速度が上がるほどアシスト比率が徐々に制限される
時速24km以上…アシスト力がなくなる
つまり、時速が上がるほど強く漕ぐ力が必要になり、時速24km以上になると100%自分の力で漕がなくてはならないのです。アシストがなくなるとペダルがとても重くなるため、 簡単には速度が上がらなくなります。
電動自転車の時速は波があり、漕ぐタイミングによっては楽じゃないと感じる可能性があります。
③電動自転車は普通の自転車より重い
種類にもよりますが、電動自転車はモーターやバッテリーがついているため、普通の自転車よりも重くなります。以下の表は、電動自転車と普通の自転車の車体重量を比べたものです。
【電動自転車と普通の自転車の車体重量】
自転車タイプ
目安の車体重量
普通の自転車
16~19kg
電動自転車(通勤・通学向け)
20~30kg
電動自転車(買い物向け)
20~28kg
走っているときは、とくに重量を感じる場面はありません。しかし、交差点などで押して歩く場合や、充電が切れてしまった場合には重量が体にかかるため、楽じゃないと感じるでしょう。
④電動自転車は段差に弱め
こちらも種類によりますが、電動自転車は重さがある分バランスが取りづらく、段差に弱いことが多いです。また、タイヤが小さくなると耐久力が弱くなるため、段差にも弱くなると言われています。
段差がある箇所では、電動自転車の走行に十分注意するようにしましょう。
⑤バッテリーを充電する必要がある
電動自転車のモーターを動かすバッテリーは、充電式です。充電がなくなったら、バッテリーをその都度充電しなくてはなりません。バッテリーが切れてしまうとペダルが重くなるだけでなく、前照灯がつかなくなるため、夜間の走行ができなくなります。
電動自転車のバッテリーは、リチウムイオン電池、またはニッケル水素電池のいずれかが使われています。近年では、リチウムイオン電池を使ったバッテリーが増えています。バッテリー容量・充電時間・走行可能距離の目安は、以下のとおりです。
【バッテリー容量・充電時間・走行可能距離の目安】
バッテリー容量 充電時間 走行可能距離
6.0Ah
約2時間半
約23km
8.0Ah
約3時間半
約30km
12.0Ah
約4時間半
約45km
16.0Ah
約6時間
約60km
バッテリーを充電するには、専用充電器を使って自宅で充電する必要があるため、充電を面倒だと感じる人もいます。また、長距離移動の途中にバッテリーが切れてしまう可能性もあり、予備のバッテリーを持っていないと、長距離移動は楽じゃないと感じるでしょう。
⑥駐輪場に入らないことがある
電動自転車の中には、走行を安定させるために、タイヤが太い商品も増えています。駐輪場のレーン幅や車輪止めの高さによっては、タイヤが入らない場合もあるため注意が必要です。
タイヤサイズは、カタログやホームページなどで確認できます。電動自転車によっては、車速センサーが車輪止めに抵触することもあるため、購入前に確認しましょう。
電動自転車をとくに快適に使えるのはこんな人!
ここまでは「電動自転車は楽じゃない」と言われる理由をご紹介してきました。ただし、基本的に電動自転車は便利な乗り物であり、うまく活用できればとてもおすすめです。
多くの人に電動自転車をおすすめできますが、とくに快適に使えると言えるのは以下に該当する人です。
坂道で乗ることが多い人
坂が多い地域に住んでいる人や、通勤や通学で坂を上り下りする人は、電動自転車を使うことで自転車を漕ぐ力が大幅に軽減でき、楽に移動できます。移動時間も大幅に短縮できるため、快適な自転車生活を送れるでしょう。
さらに、休日にサイクリングに出かけたい場合でも、坂を気にせずに行き先を決められます。電動自転車は、これから自転車を趣味にしたいと考えている人も活用できます。
子どもを一緒に乗せたい人
電動自転車は、幼稚園や保育園・習い事などに子どもを送迎するときにも、とても便利です。子どもと一緒に徒歩・電車・バスなどで移動していると、時間がかかるだけでなく、さまざまなトラブルが考えられます。電動自転車に子どもを乗せて移動すれば、子どもを歩かせずに移動できるため安心です。
自転車で買い物に行きたい人
スーパーに行きたいが、車の運転が苦手である・駐車場がいつも順番待ちになるなどの場合、自転車であればさっと駐輪場に止めて、スムーズに買い物ができます。まとめ買いをしたい場合も、電動自転車であれば安心です。
まとめ
今回ご紹介してきたように、電動自転車はモーターの補助により楽に漕げるものの、電動自転車の特性上「楽じゃない」と感じるケースもあります。しかし、おしゃれで便利な電動自転車を生活に取り入れれば、毎日の生活がより豊かになるでしょう。
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