電動自転車の選び方とは?失敗しないためのポイントを紹介
電動自転車とは、電動モーターが自転車をこぐ力をアシストしてくれる自転車のことです。こぐ力をサポートしてもらえるため、少ない力でこいだり少し踏み込んだりするだけで、坂道や重たい荷物を載せた状態でも楽に走行できます。
電動自転車は普通の自転車より高価なため、選ぶ際の失敗は避けたいところです。以下では、自分にあった電動自転車選びで失敗しないためのポイントを順に紹介します。
● 使用用途から自転車のタイプを選ぶ
● 走行距離からバッテリー容量を選ぶ
● 安定感を重視するならタイヤサイズもチェック
● 見た目も意識して選ぶ
使用用途から自転車のタイプを選ぶ
電動自転車には下記のようにさまざまなタイプがあります。電動自転車を選ぶ際には、使用用途を踏まえて自転車のタイプを選ぶことがおすすめです。
通勤・通学にはシティサイクル
※写真はイメージです。自転車に乗る際は、必ずヘルメットを着用し、交通ルールを守りましょう。
通勤・通学にはシティサイクルタイプがおすすめです。
シティサイクルとは、街中での走りやすさや使いやすさに特徴のある電動自転車です。多くの場合、前かご、泥よけ、チェーンカバー、スタンドといったオプションがもともと装備されています。
いわゆるママチャリの形に似ており、ハンドルも乗り手側に曲がっているセミアップハンドルが多く、背筋を伸ばしたまま楽にこぐことができます。フレームが低く作られているケースが多いため、背の低い方やスカートをはいた状態でも、またぎやすいのが特徴です。タイヤは20インチの小回りの利くものから、24~27インチなど比較的大きいものもあります。
年齢、性別を問わず使いやすいタイプで、普段使いに向いています。
長距離の移動にはスポーツバイク
長距離の移動にはスポーツバイクタイプがおすすめです。
スポーツバイクとは、スポーティな見た目で車体が軽く、スピードが出やすい電動自転車です。車体を軽くするため、前かごや泥除けといったパーツはオプションとなり、標準装備されていません。走行性能が高いため、長距離を走っても疲れにくいのがメリットです。
さらに、スポーツバイクにはさまざまな種類があり、走る場所に応じて適したものを選ぶことができます。例えば、山道も走れるタイヤ幅の大きなマウンテンバイクや、舗装路での走行に向いたタイヤ幅の細いロードバイク、街中を走りやすい中間のタイヤ幅のクロスバイクなどがあります。
近距離の移動にはミニベロ・折りたたみ
近距離の移動にはミニベロ・折りたたみタイプがおすすめです。
ミニベロは、タイヤホイールのサイズが20インチ以下と小さいことが特徴の電動自転車です。 タイヤが小さいにもかかわらず電動アシストで楽にこげることと、小回りが効くという利点があります。また、電動自転車には見えないおしゃれなデザインが多いことも特徴です。
また、折りたたみの電動自転車も、タイヤは通常20インチ以下と小さく、車体がコンパクトに折りたためることが特徴です。折りたたむことで屋内にも保管できるほか、車に積み込んで運ぶこともできます。
ミニベロや折りたたみタイプは、タイヤが小さく、ふらつきやすいものもあるため、長距離を走る使い方には向いていません。近距離移動など手近な移動手段としては十分便利に活用できます。
子どもを乗せるならチャイルドシート付きを
子どもの送り迎えなど、お子さまを乗せるにはチャイルドシート付きがおすすめです。
チャイルドシート付き電動自転車は、子どもを乗せた走行を前提に設計されており、安全かつ快適に走行できるという特徴があります。
チャイルドシートは、前乗せタイプと後ろ乗せタイプの2種類から選べます。前乗せチャイルドシートは子どもが視界に入るうえ、安定性が高いのが特徴です。後ろ乗せチャイルドシートは、前かごが荷物入れとして使えます。
チャイルドシート付き電動自転車は、機能性や安全性、デザイン性に凝ったものまでさまざまな種類があります。
走行距離からバッテリー容量を選ぶ
走行距離からバッテリー容量を選ぶこともおすすめです。
電動自転車では、バッテリーの容量によって、1回の充電で走行できる距離が異なります。走行距離が多い場合は、バッテリー容量の多いものを選んだほうが、充電の手間が省け、充電の繰り返しによるバッテリーの消耗も防げます。
バッテリーは、容量の少ないもので8Ah程度、標準的なもので12Ah、大容量が16Ahです。下記は、バッテリーの容量と走行距離の目安です。また、バッテリー容量が大きくなると価格も上がる点に注意しましょう。
【バッテリー容量の走行距離と価格の目安】
※子ども乗せ電動自転車を除く
子どもを乗せて走る場合や坂道を走る場合には、バッテリーの消耗が通常より大きくなるため、余裕をもった容量で選ぶことがおすすめです。
安定感を重視するならタイヤサイズもチェック
安定感を重視するならタイヤのサイズもチェックして選びましょう。
電動自転車のタイヤのサイズ(外径・直径)の種類には下記のようなものがあります。
● 20インチ
● 24インチ
● 26インチ
● 27インチ
● 700C(約28インチ)
一般的に、タイヤのサイズが大きい方が、小さいものより乗り心地が安定し、長い距離を走るのに向いています。反対に、タイヤサイズが小さいと、ふらつきが多少でるものの、小回りが利き、狭い道でもすいすいと進むことができます。
見た目も意識して選ぶ
最近の電動アシスト自転車は機能だけではなく、見た目にもこだわっているメーカーが多いです。毎日の移動に使うものだからこそ見た目にこだわり、飽きずに大事に使うことこそが自転車が長持ちする秘訣です。
ただし、おしゃれな自転車には罠が存在します。見た目にこだわっているからこそ、バッテリーの容量が小さかったりするものが中には存在しています。
使用する距離が長い方や、こまめに充電するのがめんどくさいと思う方は購入を避けましょう。
購入する前にしっかりと機能面に目を通しておくことが重要です。
電動自転車 | シティサイクルタイプのおすすめ3選
シティサイクルタイプの電動自転車のおすすめについて紹介します。
シティサイクルタイプを選ぶ際には下記の点に注目して選ぶことがおすすめです。
● オプションが付けられるか(かご、泥よけ、チェーンカバー、ライトなど)
● バッテリー容量は適切か
● 耐パンク性能はあるか
シティサイクルは、通学や通勤などで使うことが多いため、そうしたシーンで便利に使えるオプションがつけられる点を確認しましょう。とはいえ、かごや泥よけといったパーツはあらかじめ装備されているものも少なくありません。その他、キャリアやライト、盗難防止用の鍵といったものが追加できます。
また、バッテリーの容量がどの程度かも確認しましょう。標準の12Ah程度あると、1回の充電で80キロ程度走れるため、毎日の通勤距離が4キロとすると平日20日間走れます。約1カ月走れるため、充電は月に1度程度ですみます。
また、通学・通勤でタイヤがパンクすると遅刻をして困ることもあるため、タイヤに耐パンク性能のあるものを選ぶこともおすすめです。
以下では具体的なおすすめのシティサイクルタイプを解説します。
Panasonic ViVi
シティサイクルタイプとして一つ目のおすすめは、Panasonic ViViです。
● Panasonic ビビ・DX
快適装備が満載のロングセラーモデルです。カルパワードライブユニットと呼ばれる強力で軽量なモーターが、こぎ出しや走行中などのシーンに応じて最適なアシストをしてくれます。坂道でもスムーズかつパワフルに進めます。
前かごや荷台のキャリアも標準装備されています。バッテリーが16.0Ahあり、1充電あたり、標準のオートマチックモードで約70km走行可能です。
【Panasonic ViViのチェックポイント】
Airbike電動アシスト自転車
シティサイクルタイプの2つ目のおすすめは、Airbike電動アシスト自転車です。
● Airbike電動アシスト自転車
Airbike電動アシスト自転車は、電動アシストと、自走走行(自らの足でこぐ)の2way機能付きです。普通の自転車としての利用も可能です。
大容量かごや衣服が後輪に巻き込まれないドレスガードや高白色LEDライトなどが標準装備されています。
Airbike電動アシスト自転車は、リチウムイオンバッテリーでなく鉛バッテリーのため、低価格でコスパが良い点が特徴です。1回の充電での走行距離の目安はエコモードで約40Kmと長くはありませんが、電動自転車の中ではお手頃価格で購入することができます。
【Airbike電動アシスト自転車のチェックポイント】
SOGO CYCLE 電動アシスト自転車
シティサイクルタイプの3つ目のおすすめは、SOGO CYCLE 電動アシスト自転車です。
● SOGO CYCLE 電動アシスト自転車
軽量な車体とバッテリー、6段階の変速が可能で、軽快な走行が特徴です。大容量の前かごと丈夫な荷台であるキャリア、夜間走行に安全なリア反射板などが標準装備されています。
バッテリーは8.7Ahで、1回の重電での走行距離はアシストモード(低)で約50kmです。コストパフォーマンスよさが特徴の電動自転車です。
【SOGO CYCLE 電動アシスト自転車のチェックポイント】
電動自転車 | スポーツバイクタイプのおすすめ2選
スポーツバイクタイプの電動自転車のおすすめを紹介します。スポーツバイクタイプを選ぶ際には下記ポイントに注意しましょう。
● 走行性能
● バッテリー容量
スポーツバイクの特徴は何より走行性能の高さです。走行性能は、変速機やブレーキなどのコンポーネント、車体の軽さなどで決まります。走行性能を確認して自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
また、バッテリー容量も走行可能距離を測るためにも確認しておいた方がよいでしょう。長距離走行に使う予定であれば特に注目ポイントといえます。
以下ではおすすめのスポーツバイクについて具体的に紹介します。
FUJI E-URBAN MOTIVATOR
スポーツバイクタイプのおすすめは、FUJI E-URBAN MOTIVATORです。
● FUJI E-URBAN MOTIVATOR
5段階のアシストモードを搭載し、デイリーユースを想定して軽量化(Mサイズで16.5kg)を実現した電動自転車です。バッテリーをダウンチューブ内蔵式とすることで、スタイリッシュな外観となっています。
LEZYNE製のアルミCNCボディのLEDヘッドライトが標準装備されており夜間走行も問題なくこなせます。
【FUJI E-URBAN MOTIVATORのチェックポイント】
Panasonic XEALT L3
スポーツバイクタイプの2つ目のおすすめは、Panasonic XEALT L3です。
● Panasonic XEALT L3
Panasonic XEALT L3は、スポーツモデル向けの軽量電動アシストユニットとタウンチューブバッテリーを採用したスポーティな外観の電動自転車です。街中でも走りやすいタイヤを採用しています。
バッテリー容量は12.0Ahで、走行距離の目安はエコモードで約90kmも走行可能です。
【Panasonic XEALT L3のチェックポイント】
電動自転車 | ミニベロ・折りたたみタイプのおすすめ2選
ミニベロ・折りたたみタイプの電動自転車のおすすめを紹介します。ミニベロ・折りたたみタイプを選ぶ際のポイントは下記です。
● タイヤのサイズ
● 車体重量
ミニベロ・折りたたみタイプの電動自転車は、タイヤサイズが小さく小回りが利く点がメリットです。利点を活かすためにもタイヤサイズを確認しましょう。また、ミニベロ・折りたたみタイプは収納や持ち運びがしやすい点もメリットです。そのため、車体重量も確認して、収納しやすく運びやすいものを選ぶことがおすすめです。
以下ではおすすめのミニベロ・折りたたみタイプの電動自転車について具体的に紹介します。
wimo 電動アシスト自転車 COOZY
ミニベロタイプのおすすめは、wimo 電動アシスト自転車 COOZYです。
● wimo 電動アシスト自転車 COOZY
wimo 電動アシスト自転車 COOZYは、カーデザイナーがデザインした洗練された外観デザインと優れた機能性が特徴の電動自転車です。
ベルトドライブを搭載しているため、洋服の油汚れの心配がありません。サビつかないため、サビ取りなどのメンテナンス不要で良い状態に保てます。ディスプレイは、直射日光の下でも見やすいフルカラーで、直感的にバッテリー残量や速度、距離などがわかります。
バッテリー容量は10.5Ah、走行距離の目安はエコモードで100kmです。バッテリーサイズもわずか1.25㎏のペットボトル並みの大きさで携帯しやすい点も特徴的です。
デザインと実用性の高さを実現した日常で使いやすい電動自転車といえるでしょう。
【wimo 電動アシスト自転車 COOZYのチェックポイント】
SINSANKAI ERWAY A02
折りたたみタイプのおすすめは、SINSANKAI ERWAY A02です。
● SINSANKAI ERWAY A02
SINSANKAI ERWAY A02は、10秒で折りたたみ可能な折りたたみ型電動自転車です。コンパクトでありながら、5段階の電動アシストとシマノ製8段外装ギアで40種類の走行パターンの実現が可能です。複雑な道にも対応できます。また、太めのタイヤで、安定した走行も可能です。
サドルバッテリーの容量は7.8Ahで、走行距離の目安はエコモードで約70kmです。別売りのボトルバッテリー(容量6.4h)を利用するとさらに約60km走行できます。
【SINSANKAI ERWAY A02のチェックポイント】
電動自転車 | チャイルドシート付きタイプのおすすめ3選
チャイルドシート付きタイプの電動自転車のおすすめを紹介します。チャイルドシート付きタイプを選ぶ際には下記ポイントに注意しましょう。
● チャイルドシートの種類
● 安全性
電動自転車につけられるチャイルドシートには、前乗りと後ろ乗りとの2種類があります。前乗りは、子どもが視界に入る安心感があり、2~3人乗りでも後ろ乗せより安定して走れます。後ろ乗りは、前かごを荷物置きとして利用可能です。また、ヘッドレストやフットレストがあるチャイルドシートもあります。自分にあったタイプのチャイルドシートを選びましょう。
安全性については、ブレーキの利きやすいタイプや駐輪時にふらつきにくいタイプなど安全性に配慮して作られているものが多くあります。運転や駐輪に不安のある方は確認しましょう。
以下ではおすすめのチャイルドシート付き電動自転車について具体的に紹介します。
ヤマハ PAS Babby un SP PA20BSPR
チャイルドシート付きタイプのおすすめは、ヤマハ PAS Babby un SP PA20BSPRです。
● ヤマハ PAS Babby un SP PA20BSPR
ヤマハ PAS Babby un SP PA20BSPRは、お子さまの頭部を270度包み込むヘッドレスト付きのチャイルドシートを搭載した電動自転車です。小柄なママでも扱いやすい軽量コンパクトモデルです。
幅広のファットタイヤや幅広のスタンドの採用で、走行中や駐輪時のふらつきを防ぐことができます。
【ヤマハ PAS Babby un SP PA20BSPRのチェックポイント】
Panasonic ギュット・アニーズDX
チャイルドシート付きタイプの2つ目のおすすめは、Panasonic ギュット・アニーズDXです。
● Panasonic ギュット・アニーズDX
Panasonic ギュット・アニーズDXは、プレミアムリヤチャイルドシートを搭載した小柄な方も使いやすい20インチタイヤの電動自転車です。後ろ乗りのチャイルドシートが標準装備されており、オプションで前にもチャイルドシートの装着ができます。幼児2人乗せがしやすいタイプです。
【Panasonic ギュット・アニーズDX】
Panasonic ギュット・クルームDX
チャイルドシート付きタイプのおすすめは、Panasonic ギュット・クルームDXです。
● Panasonic ギュット・クルームDX
Panasonic ギュット・クルームDXは、お子さまの快適な乗り心地と簡単な乗せ降ろしを実現した前乗りタイプのチャイルドシート付き電動自転車です。
チャイルドシートには、衝撃を吸収するヘッドレストのほか、サンシェード、メッシュフットカバーが標準装備されています。
タイヤは安定感が高い幅広のタイヤを採用し、走行中のふらつきを防げます。
【Panasonic ギュット・クルームDXのチェックポイント】
電動アシスト自転車は試乗して決めるのもおすすめ!ポイントを抑えて長く使えるものを迎えよう
電動自転車は、用途から自転車のタイプを選ぶことがおすすめです。
通勤・通学にはシティサイクル、長距離移動にはスポーツバイク、近距離の移動にはミニベロや折りたたみ、お子さまの送迎などにはチャイルドシート付きがよいでしょう。
なお、実際に選ぶ際には、現物を確認して選ぶことがおすすめです。
電動自転車の乗り心地や運転のしやすさは、背たけや体格にもよるため、実際に試乗して選ぶと、自分により適したものが選べます。
wimoの電動自転車は、東京・中目黒にあるショールームで試乗できるため、お気軽にお立ち寄りください。
これらの情報があなたに最適な電動自転車選びに役立つと幸いです。
wimoでは、電動アシスト自転車「COOZY」
をご用意しております。
電動アシスト自転車は様々な種類がありますが、ミニベロタイプのCOOZYはおしゃれな見た目と最長100kmまで走行可能なパワフルさを併せ持っています。また、ベルトドライブを採用していることによりお手入れいらずでメンテナンス性も高く、普段使いに最適な電動アシスト自転車です。ぜひチェックしてください。
wimo製品は全車種ベルトドライブを標準搭載しており、
あなたの生活の移動がより快適なものになることを約束します。
▼ベルトドライブについての詳しい記事はこちら
「ベルトドライブはどんな自転車?」
wimoは、都会的なデザインで、1.25kgの軽量バッテリーを搭載、電動アシスト自転車「COOZY」&優れたパーツを採用している本格派子ども自転車「wimo kids」といった、ハイスペックバイクのラインナップ。
全国の販売代理店や、wimoオンラインストアにてお取り扱い中です。