電動自転車のメンテナンスは必要?頻度や自分でやる際のポイントを紹介

生活を豊かにしてくれる電動自転車ですが、利用者や購入を検討している方の中には「定期的なメンテナンスは必要なの?」と気になっている方も多いでしょう。また「自分で手入れしたいけど、やり方がよくわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、電動自転車におけるメンテナンスの必要性や、自分で行う際のポイントについて解説します。より快適なサイクルライフを送るためにも、この機会にメンテナンスに関する知識を深めておきましょう。

· 《 記事 》

電動自転車にメンテナンスは必要?

結論から言うと、電動自転車にメンテナンスは必要です。定期的にメンテナンスを行わなければ、自転車の不具合に気づかず、場合によっては事故や故障につながってしまう恐れがあります。

また、電動自転車にはバッテリーが搭載されており、長く使い続けるには日頃のメンテナンスが欠かせません。さまざまなパーツで構成されている電動自転車ですが、特にタイヤ、バッテリー、ブレーキなどは安全性に直結する部分なので、メンテナンスを怠らないようにしましょう。

タイヤのメンテナンス

タイヤは路面に接している唯一の部分であり、安全性を大きく左右する部分と言っても過言ではありません。メンテナンスを怠れば、走行に支障が出るほか、修理・交換時の費用を高くしてしまう可能性があります。

なお、タイヤはゴムで作られており、電動自転車を使っていなくても劣化していくため、定期的なメンテナンスが必須です。以下では、タイヤに関するメンテナンスの方法やポイントを解説します。

表面にヒビが入っていないか

タイヤは地面と擦り合うことで、チューブを覆うゴムの部分にヒビが入ってしまうことがあります。その状態で走り続けると、チューブにダメージが蓄積し、パンクの原因につながりますので注意が必要です。

日頃からタイヤの状態をチェックし、ヒビが入っていた場合は速やかに交換を検討しましょう。パンクしてから修理を依頼すると、すぐに直らなかったり、費用が高くなったりする可能性もあります。できるだけ早めに対処するのがおすすめです。

空気圧は十分か

空気圧が低い状態で走行すると、タイヤとリム(ホイールの外枠の部分)の密着度が低くなり、パンクやうねりといったトラブルが起きやすくなります。逆に空気を過度に入れてしまうと、バースト(破裂)やタイヤが外れてしまうリスクが高まるため、非常に危険です。

このようなトラブルを回避するためには、空気圧の定期的なチェックが欠かせません。そして1〜 2週間に1回程度のペースで空気を入れれば、適切な空気圧を保ちやすくなります。

リム・スポークに変形はないか

電動自転車に乗っていて強い衝撃を受けると、リムやスポーク(車輪を構成する棒状のパーツ)が変形してしまうことがあります。どちらもタイヤの強度に関わるパーツであり、変形すれば車輪が曲がるなどのトラブルにつながりかねません。

タイヤの状態は安全性に大きく影響してきますので、日頃からリムに歪みがないか、スポークが折れていないかを確認することが大切です。何かしらの異常が見られた場合は、すぐに自転車屋へ相談するようにしてください。

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バッテリーのメンテナンス

通常の自転車とは異なり、電動自転車にはバッテリーが搭載されています。バッテリーは使い始めてから徐々に劣化していきますが、メンテナンスを怠ると劣化を早めてしまうので、扱い方には注意しなければなりません。

なお、バッテリー交換には30,000〜40,000円ほどの費用がかかるため、できるだけ長持ちさせたいところです。それでは、バッテリーに関するメンテナンスの方法やポイントを確認していきましょう。

バッテリーは充電されているか

電動自転車を使っていなくても、バッテリーの残量は少しずつ減っていきます。残量が0%になった状態を放置しておくと、過放電によってバッテリーが劣化しやすくなりますので、使用頻度に関わらず充電が必要です。

過放電とは、バッテリー残量が0%になってから、さらにエネルギーを取り出そうと放電する状態のことを言います。電池を使い切ると過放電が起きてしまいますので、「残り20%になったら充電する」というように、あらかじめタイミングを決めておくと良いでしょう。

しっかり装備されているか

バッテリーを電動自転車にセットした後は、しっかり装備されているかを確認しましょう。正しくセットされていないと、走行中にバッテリー本体が外へ飛び出してしまう可能性があり、非常に危険です。

また、バッテリーを落としたりぶつけたりすることで、ケースが破損してしまうこともあります。その状態で使用すると、発煙や発火のリスクがありますので、バッテリーを入れるときは損傷がないかを確認することも大切です。

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その他の箇所のメンテナンス

電動自転車を安全に利用するためには、ブレーキやチェーン、ハンドルのメンテナンスも欠かせません。これらの箇所に異常があると、自転車を上手くコントロールできず、最悪の場合には事故を引き起こしてしまうでしょう。

以下では、ブレーキ・チェーン・ハンドルの3箇所に分けて、メンテナンスの方法やポイントを解説します。

ブレーキ

ブレーキは、使えば使うほど効きが悪くなりますので、定期的なメンテナンスが必須です。走行中、思い通りに減速や止まれなければ、思わぬ事故につながりかねません。

ブレーキの効きについては、車輪を回転させて、ブレーキレバーを握ることで確認できます。なお、ブレーキの効きが悪いと感じたら、ブレーキシュー(減速に必要なゴム製のパーツ)が摩耗している可能性が高いです。溝がなくなるとブレーキが効かなくなってしまうので、早めに交換するようにしましょう。

チェーン

電動自転車を繰り返し利用していると、チェーンの部分に砂やほこりなどの汚れが溜まります。定期的に汚れを取り除かなければ、タイヤの回転が重くなったり、変速しにくくなったりするので注意が必要です。

また、油分が不足してしまい、結果としてチェーンがさびてしまう可能性もあります。使用頻度や環境にもよりますが、基本的にはひと月に1回ほどメンテナンスを行えば十分でしょう。

ご自身でメンテナンスを行う場合は、チェーンに専用のクリーナーを吹きかけ、布で汚れを拭き取るようにしてください。油分が少ないときには、チェーンのこまに染み渡るよう注油を行い、余分なオイルは布で拭き取りましょう。なお、ベルトドライブを採用している自転車であれば、基本的にメンテナンスは不要です。wimoのCOOZYはこのベルトドライブを採用している電動アシスト自転車なので、注油が不要です。メンテナンスの際に手がチェーンの油で真っ黒になってしまう心配や、走行中に洋服の裾が汚れてしまう心配もありません。商品詳細はこちらからご覧ください。

ハンドル

衝突や転倒、ネジのゆるみなどが原因で、ハンドルの固定がゆるくなるケースがあります。走行中にハンドルが回ったり抜けたりすれば、バランスを崩して転倒し、大きな怪我をしてしまうかもしれません。

上記に加えて、雨水の浸入やゴムの老化により、グリップにゆるみが生じることも多いです。大変危険なので、電動自転車を利用する際は、少し力を加えてハンドルやグリップが回ったり抜けたりしないかをチェックしてみてください。

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電動自転車の手入れ方法

電動自転車には、泥や土、ほこりといった汚れが付着します。これらの汚れは、乾いた布やブラシを使って落とすのが基本です。バッテリーボックスに関しては、水に濡らして固く絞った布で拭き取ると良いでしょう。

また、ブレーキ装置の一部やチェーンのこまに注油することで、より安心・安全な走行を実現できます。各電動自転車の手入れ方法については、取扱説明書や販売店などで確認できますので、そちらの情報を参考にしてください。

電動自転車のメンテナンスはどこでできる?

ここまで、電動自転車のメンテナンスについて解説してきましたが、全国各地にある自転車屋に相談すれば、専門家による質の高いメンテナンスを受けられます。セルフメンテナンスの場合、不具合を見落としてしまうケースが多いため、プロの方に見てもらったほうが安心です。

なお、購入店舗によっては保証がついてくることもあり、無料で点検・修理を行ってくれるところも少なくありません。できるだけ出費を抑えたいのであれば、保証のある店舗に依頼することをおすすめします。

電動自転車のメンテナンスにかかる費用は?

電動自転車のメンテナンスにかかる費用は、依頼する内容や店舗、メーカーによって変わってきます。以下の表に、メンテナンス費用の相場をまとめてみましたので、目安として参考にしてください。

【電動自転車のメンテナンスにかかる費用相場】

水調べ 900円〜

パンク修理 1,200円〜

ブレーキ調整 700円〜

チェーン調整 600円〜

ヘッド増し締め・ガタ調整 1,100円〜

前述のとおり、店舗によって金額は変わってきます。事前に電話やインターネットを利用して、確認するのがおすすめです。また、パーツの交換が必要な場合、工賃だけでなく、パーツの購入費用が発生することも頭に入れておきましょう。

まとめ

電動自転車に安心して乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが必要です。もしタイヤやバッテリーなどに異常が見られた場合には、すぐに点検や交換を行うようにしてください。

本記事で解説したように、多くの自転車屋ではあらゆるパーツのメンテナンスをはじめ、点検や修理を受け付けています。時間や費用はかかりますが、電動自転車の運転は命に関わることですので、プロの力も借りながらより良いサイクルライフを実現させましょう。

なお、wimoが提供している電動アシスト自転車「COOZY(クージー)」は、ベルトドライブを採用しておりますので、注油の必要はありません。耐久性が高く、お手入れが不要ですので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。

 

 

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