電動自転車とは
電動自転車とは、モーターの動力で走行できる自転車のことです。一般的には、電動アシスト自転車を指して電動自転車と呼ぶ場合が多いです。電動アシスト自転車はモーター単独では走行できず、人力でペダルを漕ぐ必要があります。
電動アシスト自転車に対し、モーター単独で走行できる「フル電動自転車」もあります。フル電動自転車は道路交通法上、原付バイクと同じ扱いになり、運転には免許が必要となるため注意が必要です。
この記事では「電動自転車」と表記する際は、電動アシスト自転車のことを意味しますので、ご承知おきください。
電動自転車の異音は放置しないで!
電動自転車に乗っていると「ギコギコ」「ミシミシ」のような異音が聞こえることがあります。異音がするときは、故障の一歩手前の状態のため、放置せずに対処してください。そのまま乗り続けると、ブレーキが利かなくなったり、急に止まったりなどの症状が起こり、事故の原因となる危険もあります。
電動自転車から異音がする原因・対処法
電動自転車から異音がする原因として、以下の5つが考えられます。ここでは、それぞれの対処法もあわせて解説します。
<電動自転車から異音がする原因・対処法>
ギア・チェーン関連の不具合
ペダル関連の不具合
モーター関連の不具合
ブレーキの不具合
その他の不具合
ギア・チェーン関連の不具合
ギアやチェーン関連の不具合で考えられる原因と対処法を表にまとめましたので、ご確認ください。
【ギアやチェーン関連の不具合で考えられる原因と対処法】
原因 対処法
チェーンの油切れ 注油を行う
チェーンのサビ・汚れ サビ取り剤でサビや汚れを落とす
チェーンと他部品の接触 パーツ交換をする
チェーンの伸び 根本部分を手でつかみ回してみる
直らなければ、チェーンを交換する
ギア・チェーンの摩耗 ギア・チェーンを交換する
変速ワイヤーの緩み アウター調整ボルトを回して、ワイヤーの張りを調整する
ベアリングの破損 ベアリングの破損を交換する
チェーンの注油や汚れ落としのような軽微なメンテナンスは、自分でも行えるかもしれません。一方、パーツ交換が必要な不具合については、自転車店に相談することをおすすめします。
ペダル関連の不具合
ペダル関連の不具合で考えられる原因と対処法を表にまとめましたので、ご確認ください。
【ペダル関連の不具合で考えられる原因と対処法】
原因 対処法
ペダルのグリス切れ ペダルの分解、清掃、グリスアップを行う
ペダルとクランクの緩み ボトムブラケットを締める
ペダル・クランクの劣化 ペダル・クランクを交換する
ペダルが緩んでいる場合は、工具があれば締めるだけで解決する場合もあります。一方、グリス切れや新品パーツへの交換は、自転車店で行うと良いでしょう。
モーター関連の不具合
モーター関連の不具合で考えられる原因と対処法を表にまとめましたので、ご確認ください。
【モーター関連の不具合で考えられる原因と対処法】
原因 対処法
モーター付近の部品の緩み モーター付近のパーツの調整
モーターの故障 モーターの修理
モーターは構造が複雑なため、知識を持つ人でなければ分解・修理は難しいです。モーター部分から異音が聞こえる場合は、自転車店に修理を依頼するようにしましょう。
ブレーキの不具合
ブレーキ関連の不具合で考えられる原因と対処法を表にまとめましたので、ご確認ください。
【ブレーキの不具合で考えられる原因と対処法】
原因 対処法
ブレーキシューの過剰な摩擦 ブレーキシューもしくはゴムを交換
ブレーキシューとリムの接触 パッドの交換
ブレーキシューは、自転車の使用頻度が高いほど、早くすり減る傾向があります。定期的に減り具合を確認し、消耗が激しい場合は交換しましょう。
その他の不具合
上記以外で考えられる不具合の原因と対処法を表にまとめましたので、ご確認ください。
【その他の不具合で考えられる原因と対処法】
タイヤの交換 対処法
ホイールの歪み タイヤの交換
泥除けの歪み:手で曲げて直す、プラスネジの固定を緩め位置を直す、ひどい場合は新品に交換する
ライトや反射板のズレ ネジの固定を調整する
各部位のネジの緩み ネジを締め直す
部分的な歪みやネジの緩みは、手の力やドライバーを使って簡単に直せる場合があります。タイヤやパーツの交換が必要な場合は、自転車店に依頼しましょう。
自力での修理が難しい場合は、プロに依頼しよう
異音の原因によっては、簡単に自分で直せるものもありますが、難しい場合はプロに依頼するのが安心です。主なパーツごとの修理費用の目安を表にしましたので、ご覧ください。
【パーツごとの修理費用の目安】
パーツ 費用
ギア 1,000円〜3,000円
ペダル 2,000円〜4,000円
タイヤ・チューブ 1,000円~2,000円
ブレーキ 2,000円~5,000円
モーター 5,000円〜2万円
異音を防ぐ電動自転車の乗り方
電動自転車の故障リスクを下げるために、普段から注意できるポイントもあります。ここでは、異音を防ぐ電動自転車の乗り方のポイントを4つ解説します。
<異音を防ぐ電動自転車の乗り方>
悪路を避ける
屋根付きの場所で保管する
バッテリーを外して保管する
定期的に点検する
悪路を避ける
電動自転車に乗る際は、なるべく悪路を避けることをおすすめします。段差や凸凹道などを頻繁に通ると、小さなダメージが蓄積し、故障の原因となる場合があります。悪路が通り道にある場合は、迂回するなどの注意が必要でしょう。
屋根付きの場所で保管する
電動自転車は、雨や紫外線によるダメージを受けやすいです。長期間外で保管していると故障しやすくなるため、なるべく屋根付きの場所で保管しましょう。どうしても外に置く必要がある場合は、カバーを付けるのがおすすめです。
バッテリーを外して保管する
電動自転車を長期間使わない場合は、バッテリーを外して保管しましょう。バッテリーを車体に取り付けたままだと、早く劣化します。また、空の状態で放置するとバッテリーを傷めるため、保管中も時折充電するようにしましょう。
定期的に点検する
電動自転車は、故障が起こる前から定期的な点検を行うことが大切です。日常点検で注意するポイントとして、タイヤの空気やグリスなどがあります。定期的に車体を確認する習慣を持っていると、故障に早く気づけます。故障に気づいたら、そのまま乗り続けるのではなく、なるべく早く自転車店で修理するようにしましょう。
まとめ
電動自転車から異音がする場合、故障の一歩手前のサインのため、早めに対処することが大切です。まず、どの部分から異音がしているのかを確認し、自分で対処できるかを見極めます。軽微なパーツの交換や、ネジの緩みの締め直し程度であれば自分でもできますが、対処が難しい場合は自転車店に依頼しましょう。
日常的に使用する電動自転車は、使い心地を追求したものを選ぶのがおすすめです。wimoの「電動アシスト自転車COOZY」は、JIS基準適合のパーツを採用し、1.25kgのバッテリーで100kmの航続距離と優れた性能を実現しています。デザインと実用性、品質にこだわったプレミアムe-bikeです。機能性とともに、ファッション性の高い電動アシスト自転車をお探しでしたら、ぜひご検討ください。
wimoでは、電動アシスト自転車「COOZY」
本格子供自転車「wimo kids」
をご用意しております。
wimo製品は全車種ベルトドライブを標準搭載しており、
あなたの生活の移動がより快適なものになることを約束します。
▼ベルトドライブについての詳しい記事はこちら
「ベルトドライブはどんな自転車?」
wimoは、都会的なデザインで、1.25kgの軽量バッテリーを搭載、電動アシスト自転車「COOZY」&優れたパーツを採用している本格派子ども自転車「wimo kids」といった、ハイスペックバイクのラインナップ。
全国の販売代理店や、wimoオンラインストアにてお取り扱い中です。