高額な電動自転車は盗難に遭いやすい
電動自転車は、6万〜20万ほどの高価格帯で販売されています。高額な製品が屋外に停めてあると、泥棒にとっても格好の獲物となってしまう面があります。せっかく購入した電動自転車が盗難に遭わないように、対策しておくことは必須といえるでしょう。
バッテリーだけ盗難に遭うケースも多発している
電動自転車のなかでも、価値が高いのはバッテリー部分です。自転車全体を盗み出すよりも、バッテリーを取り出したほうが効率がいいため、バッテリーだけが盗難に遭うケースも多発しています。警視庁の調べによると、令和5年中に都内で起きたバッテリー盗難事案は、9月末までに333件にのぼりました。前年の154件に比べて、大幅に増加傾向にあります。
電動自転車・バッテリーが盗まれる理由は「転売」
盗まれた電動自転車やバッテリーは、フリマアプリで転売されるケースが多いです。なかには海外に持ち出され、密売されるものもあります。バッテリーは3〜4年に一度交換する必要があり、価格帯も3〜5万円と高価です。そのため、安価に買えるフリマアプリの出品に需要があり、盗難や転売を増加させる背景となっています。
電動自転車・バッテリー盗難の手口は?どうやって盗まれる?
電動自転車やバッテリーの盗難でもっとも多いのが、鍵をかけていないときに盗まれたケースです。一戸建てや中高層住宅では、敷地内に置いている安心感からか、鍵をかけずに保管しているケースが見られます。しかし、鍵のかかっていない自転車は、短時間でも簡単に持ち出せるので注意が必要です。
一方で、鍵をかけていても、工具で壊されて盗まれるケースも発生しています。電動自転車のバッテリーを取り外すための鍵は、かなり頑丈に作られていますが、無理やり破壊すれば取り外しは可能です。強引な方法を用いて取り外すと、本体も破損するケースが多く、大きな被害となります。
電動自転車・バッテリーが盗難に遭ったときの対処法
電動自転車やバッテリーが盗難に遭ったときには、以下の3つの対処法があります。
<電動自転車・バッテリーが盗難に遭ったときの対処法>
警察に被害届を提出する
メーカーの盗難補償(保険)を利用して購入しなおす
自己負担で購入しなおす
警察に被害届を提出する
盗難被害に遭ったら、まずは近くの警察署や交番、駐在所に被害届を提出しましょう。被害届を出す際は、防犯登録番号や車体番号が必要になるため、記載されている控えなどを持参します。
控えを紛失してしまいわからないときは、防犯登録をした自転車販売店に問い合わせができます。その際は、防犯登録をした時期を伝えると、調べるのにスムーズです。防犯登録の期限はおおむね8年間で、それ以上過ぎると調べられないため、注意しましょう。
被害届が受理されると、警察の捜索が開始されます。警察では、不審者への職務質問を行っており、犯人の検挙につながるケースも多いようです。その際、防犯登録番号がわかっていると発見がスムーズです。
メーカーの盗難補償(保険)を利用して購入しなおす
au損保の調査によると、盗難被害に遭った自転車の発見率は21%となっています。そのうち、盗難から1ヶ月以内に発見されたケースが63%です。そのため、被害届を出したら1ヶ月ほど待ってみて、見つからないようであれば、新車の購入を検討するとよいかもしれません。
自転車メーカーによっては、盗難補償制度を設けているところもあります。盗難補償制度とは、盗難の被害に遭ったのと同タイプの新車を割引で購入できるものです。「購入して〇年以内の盗難被害に対して、盗難から〇日以内に申し込んだ場合対象とする」のような条件が定められているのが一般的です。条件の詳細は各メーカーによって異なるため、購入時に確認しておくとよいでしょう。
自己負担で購入しなおす
盗難に遭った自転車が、メーカーの盗難補償制度の対象でなかった場合は、自己負担で購入しなおすことになります。また、バッテリーのみの盗難の場合、補償制度の対象外になるケースもあり、やはり自費での購入が必要です。
電動自転車・バッテリーの盗難を防ぐための対策
電動自転車やバッテリーの盗難を防ぐためには、日頃から注意できるポイントがあります。ここでは、以下の4つの対策を紹介します。
<電動自転車やバッテリーの盗難を防ぐための対策>
二重で施錠する
防犯カメラに映る位置に駐輪する
帰宅後は自転車にカバーをかける
帰宅後はバッテリーを屋内で保管する
二重で施錠する
電動自転車から離れるときは、短時間であっても必ず施錠しましょう。また、二重施錠も効果的です。自転車本体に装備されている鍵だけでなく、チェーンロックを使用して柵などの構造物に固定ロックすると、より盗まれにくくなります。バッテリー部分と自転車本体をチェーンやワイヤーで巻き、簡単に取り外せないようにするのも有効な方法です。
防犯カメラに映る位置に駐輪する
屋外に駐輪する場合は、場所を考えることも効果的です。街中で駐輪する際は、防犯カメラに映る位置に停めるようにしましょう。盗難時に犯人を追跡しやすいだけでなく、盗難を抑制する心理的効果も働きます。自宅に駐輪する際は、駐輪スペースに防犯カメラの設置を行うのもよいでしょう。
帰宅後は自転車にカバーをかける
自宅で自転車を保管する際は、カバーをかけるのがおすすめです。カバーがかかっていると、取り外しに時間がかかるため、窃盗犯はカバーがかかっている自転車を避ける傾向があります。また防犯対策だけでなく、雨風や紫外線から自転車を守る効果もあるため、一石二鳥です。
帰宅後はバッテリーを屋内で保管する
電動自転車の使用後はバッテリーを取り外し、屋内で保管するようにしましょう。電動自転車のなかでも、特に高価なのはバッテリー部分です。そのため、バッテリーのない電動自転車は盗む価値が低く、対象にされない場合が多いです。
また、長期間バッテリーを付けたまま保管していると、バッテリーの寿命を縮める原因にもなります。帰宅したらバッテリーを持ち帰る習慣を付けておくと、防犯とバッテリーを長持ちさせるための2つの対策として有効です。
まとめ
電動自転車は高価格のため、盗難被害に遭いやすいです。バッテリーだけを取り出して、フリマアプリで転売するなどの手口も見られています。盗難被害に遭った場合は、まず警察に被害届を出しましょう。メーカーによっては、盗難補償制度によって新車を割引で購入できるケースもあります。二重施錠やバッテリーの保管など、日頃できる防犯対策も心がけましょう。
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