電動自転車の重さは平均27~28kg
国内の主要な電動自転車メーカーである「ブリヂストン」「パナソニック」「ヤマハ」の製品を比較すると、電動自転車の重さは平均27~28kgでした。なお、他タイプの自転車との重さを比べた表もあるので、ぜひご覧ください。
【タイプ別の自転車の重さ比較表】
種類 重さ
電動自転車 27~28kg
自転車(シティサイクル) 16~22kg
ロードバイク 8~11kg
クロスバイク 11~12kg
他のタイプの自転車と比較した結果、電動自転車は非常に重く、ロードバイクやクロスバイクと2倍以上の重量があることがわかりました。これには、電動自転車ならではの装備、バッテリーが関係しているといえます。
電動自転車のバッテリーの重さ
電動自転車のバッテリーは、1.8~4kgが目安です。バッテリーはコンパクトなサイズであるものの、ある程度の重さを有していることがわかります。
電動自転車の重さは何で決まる?選ぶ際に注目すべきポイント
他タイプの自転車よりも重い電動自転車ですが、なぜこれほど電動自転車は重くなるのでしょうか。これには、バッテリー以外にも以下の4項目が関係しています。
<電動自転車を選ぶ際に注目すべきポイント>
・フレーム素材
・タイヤの大きさ
・バッテリー容量
・付属アイテム
つまり、フレームやタイヤの大きさなどを考慮することで、電動自転車をある程度軽くできるといえます。電動自転車の軽量化を実現するためのポイントについて、見ていきましょう。
フレーム素材
電動自転車のフレーム素材はアルミをはじめ、カーボン、スチール、チタンの4種類です。各フレーム素材の重さと特徴を表にまとめたのでご覧ください。
【フレーム素材の比較表】
素材 重さ 特徴
アルミ 軽い ・サビに強い
・強度が高い
カーボン 軽い ・振動をしっかり吸収する
・炭素繊維と樹脂製で環境にやさしい
スチール(クロモリ) 重い ・強度が高い
・低コスト
チタン 軽い ・サビに強い
(スチールフレームの半分程度) ・長寿命
軽さでいえば、アルミとカーボン、チタンの3種類が優れていますが、カーボンとチタンは高価格帯なのがネックです。一方、アルミは基本的に価格が安いため選びやすく、重さ以外のメリットも十分といえます。
なお、電動アシスト自転車「COOZY」や、本格子ども自転車「wimo kids」のフレームに採用されている素材もアルミです。軽くて扱いやすい電動自転車を探している方には、おすすめの1台ですよ。
タイヤの大きさ
電動自転車のタイヤは、基本的に20インチ、24インチ、26インチ、27インチまでの4段階から選択します。タイヤのサイズが大きくなるほど重くなるため、軽さを求める方は小さなタイヤに対応している電動自転車を選ぶ必要があるでしょう。
タイヤが小さいタイプの中では「ミニベロ」と呼ばれる折りたたみ式の電動自転車がおすすめです。タイヤが小さいため、ペダルを漕ぐ回数は増えるものの、日常の範囲内で使用するのであれば問題なく走行できます。
バッテリー容量
電動自転車に取り付けるバッテリーは8.0Ah以下の低容量と12~14Ah程度の中容量、16.0Ah以上の大容量の3種類です。容量が増えるほど当然バッテリーは重くなりますが、容量は走行可能な距離にも影響します。「総重量を軽くしたいから」と無理に低容量のバッテリーを選ぶと、バッテリー切れを起こす可能性があるため、走行距離に適した容量のバッテリーを選びましょう。
<バッテリー容量別の走行距離>
・低容量:約30km
・中容量:45km弱
・大容量:60km弱
近場へ移動するのであれば低容量、少し離れた場所への移動に利用するなら中容量のバッテリーが適しています。通勤通学などで長距離移動する場合は、大容量のバッテリーを選ぶと良いでしょう。
「COOZY」に装備されているバッテリーは1.25kgと軽量で、電動自転車の総重量にも影響しにくいです。100kmもの走行を実現でき、持ち手付きで携帯性に優れています。
付属アイテム
電動自転車はライトや前カゴなど、さまざまな付属アイテムを取り付けることでも重さに影響が生じます。たとえば、チャイルドシートひとつでも、本体だけでなくシートクッションやインナーシートの重さが加わるため、それなりの総重量になるでしょう。
電動自転車は漕いでしまえば重さは気にならない
電動自転車は他タイプと比較して重いですが、走行中は楽にペダルを漕げるため、重さは気になりません。これには、電動自転車の「電動アシスト機能」が関係しています。
電動アシスト機能とは、電動自転車に搭載されたモーターが作動し、ペダルを漕ぐ際に力を加えて助けてくれる機能のことです。軽い力でペダルを漕げるため、たとえ重量のある電動自転車でも、問題なくスムーズに走行できます。
電動自転車の重さが気になるシーン
一度漕ぎ出せば重さが気にならなくなる電動自転車ですが、場合によっては重さに悩まされることもあります。重さが気になるシーンは、主に以下の4つです。
<電動自転車の重さが気になるシーン>
・押して歩くとき
・バッテリー切れでアシストが止まったとき
・位置を少し動かそうとするとき
・倒れた自転車を起こすとき
どれも日常で起こり得るシーンであるため、できることなら電動自転車をなるべく軽くしておきたいものです。では各シーンについて、ひとつずつ見ていきましょう。
押して歩くとき
タイヤがパンクしたときや、歩行者優先通路を通過するときなど、電動自転車を押して歩かなければならない状況は少なくありません。電動アシスト機能が働かない状態で、20kg以上の電動自転車を押すのは負担が大きすぎるでしょう。
バッテリー切れでアシストが止まったとき
バッテリーの充電が切れた場合も、電動アシスト機能は働かず、足の力だけでペダルを漕ぐことが求められます。自宅に近い場所でバッテリー切れを起こした場合はまだ負担が少ないものの、坂道の途中でバッテリーが切れたとしたら、負担は計り知れません。万が一のことを考えても、電動自転車は極力軽くしておくことをおすすめします。
位置を少し動かそうとするとき
電動自転車を左右に動かす、あるいは位置を少しずらすときなどは、一般的に手で運ぶことが多いでしょう。シティサイクルのような自転車であれば簡単に動かせますが、20kg以上もある電動自転車を動かすのは、容易ではありません。電動アシスト機能なしでの移動は、ストレスにつながりやすいです。
倒れた自転車を起こすとき
電動自転車が倒れていた場合は、自らの力で持ち上げて起こさなければなりません。持ち上げる際には、全身に大きな負担がのしかかります。体の状態や筋力に自信がない方は、自力でもとに戻すことが困難でしょう。
まとめ
電動自転車の重さは平均27~28kgであり、他タイプの自転車と比較しても重いことがわかりました。できる限り軽くするなら、アルミフレームでタイヤはコンパクト、無駄のない容量のバッテリーを選び、必要な付属アイテムだけを選ぶことが大切です。
たとえ電動自転車が重くても、走行時は気になりませんが、押して歩くときやバッテリー切れを起こしたときなどは注意しましょう。万が一の事態が起きたときに備え、電動自転車は可能な限り軽くしておくことが望ましいです。
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