キックバイクとは
キックバイクとは、ペダルのない自転車のような形状をしている幼児用の二輪遊具です。トレーニングバイクやバランスバイクと呼ばれることもあります。またがって足で地面を蹴って前に進む仕組みで、自転車へ移行する前にバランス感覚を培うのに役立ちます。キックバイクにはさまざまなタイプがあり、ブレーキがついていないものが多いです。
キックバイクは何歳から乗れる?
キックバイクの対象年齢は、各メーカーの製品によってさまざまです。一般的には、1歳半頃〜5歳頃までを対象としているものが多いです。大まかに言うと、跳んだり走ったりなど、活発に動き回れる年齢になったらキックバイクに挑戦できます。
キックバイクのメリット
子どもにキックバイクを与えることには、以下の4つのメリットがあります。
<キックバイクのメリット>
バランス感覚が身につき、体幹も鍛えられる
適度な運動になる
持ち運び・収納がしやすい
自転車に移行しやすい
バランス感覚が身につき、体幹も鍛えられる
キックバイクで遊ぶと、体重移動やハンドル操作を試しながら、自然とバランス感覚や体幹を鍛えられます。バランス感覚や体幹は、自転車移行時だけでなく、あらゆるスポーツをするときに役立ちます。
適度な運動になる
キックバイクは足で地面を蹴って前に進むため、脚力が必要となり、適度な運動になります。まだ自転車に乗れない年齢でも、キックバイクなら自由に乗り回せるため、アクティブな子どもに適しています。
持ち運び・収納がしやすい
キックバイクはコンパクトなタイプが多いため、親が持ち運ぶ際に扱いやすい点もメリットです。子どもを抱っこしながら運ばなければならないような状況でも、軽量タイプのキックバイクであれば負担が少なくなります。折りたたみ式のものを選べば、家での収納もしやすく、かさばりません。
自転車に移行しやすい
キックバイクは自転車と同じ2輪構造のため、バランス感覚を身につけやすく、自転車に移行しやすい特徴があります。バランスを崩すと転倒する感覚も学べるので、自転車練習の際にそれほど恐さを感じないかもしれません。
キックバイクの注意点
メリットの多いキックバイクですが、注意点もあります。ここでは、以下の2点を解説します。
<キックバイクの注意点>
公道は走れない
スピードが出やすい
公道は走れない
キックバイクにはペダルがついていないため、道路交通法上では車両ではなく、遊具の扱いとなります。そのため公道を走れず、移動の際は持ち運ぶ必要があります。キックバイク選びは、親が持ち運ぶことも想定したサイズのものを購入するのがおすすめです。
スピードが出やすい
キックバイクはペダルを漕ぐのではなく、直接地面を蹴って進むため、子どもの力でもスピードが出やすい特徴があります。特にブレーキがついていないタイプは、スピードが出ても止まれないデメリットがあります。子どもや周りの人が怪我しないよう、よく見守ることが大切です。
キックバイクと三輪車の違い
キックバイクと同じ年齢層の子どもに与える遊具として、三輪車があります。ここでは、キックバイクと三輪車の違いを比較して表にまとめましたので、参考にしてみてください。
【キックバイクと三輪車の違い】
メリット
注意点
キックバイク
・バランス感覚が鍛えやすい
・自転車に移行しやすい
・軽くて持ち運びやすい
・適度な運動になる
・慣れるまで転倒しやすい
・スピードが出やすい
三輪車
・安定性があり転びにくい
・ペダルを漕ぐ感覚が学べる
・ベビーカー代わりに使えるタイプもある
・持ち運びにくい
・保管に場所を取る
以上のメリットと注意点を踏まえたうえで、キックバイクは活発に遊びまわりたいタイプの子どもにおすすめです。スピードが出るので、年上の兄弟の後をついて遊ぶことが多い場合も適しています。
一方、三輪車はスピードが出にくく、転倒のリスクも少ないため、少しずつ乗り物に慣れていきたい子どもにおすすめです。
キックバイクを選ぶ際のポイントは?確認したい6つのこと
キックバイクを選ぶ際は、以下の6つのポイントに注目すると良いでしょう。
<キックバイクを選ぶ際のポイント>
①対象年齢
②重さ
③素材
④ブレーキの有無
⑤スタンドの有無
⑥自転車としても使えるか
①対象年齢
初めに、子どもの年齢に合った対象年齢の製品を選ぶ必要があります。また対象年齢に達していても、体が小さめな子どもの場合は、足がしっかりつくサイズかどうかを確認しましょう。
②重さ
キックバイクは公道を走れないため、公園に遊びに行く際は親が持って運ばなければなりません。日常的に持ち運ぶのに、負担にならない重さのものを選びましょう。また、子どもが転倒したときに、自分で起こせる重さであることも安全のために大切なポイントです。
③素材
キックバイクの本体は、スチール製もしくはアルミ製のものが多いです。価格で選ぶなら、安価なスチールがおすすめです。一方、軽量で錆びにくいアルミ製は、弟や妹も使う予定があるなど、長期間使用する場合に適しています。
タイヤの素材は、EVA製とゴム製の2種類があります。大人用の自転車にはゴム製が使われていることが多いものの、子どものキックバイクは軽量なEVA製がおすすめです。
④ブレーキの有無
ブレーキの有無は、それぞれ違うメリットがあります。ブレーキがあると自転車の構造と近くなるため、自転車への移行時に慣れやすくなるでしょう。一方、ブレーキは小さな子どもの手には握りにくい面もあります。キックバイクは足で止められるので、ブレーキがなくても特に問題はありません。そのうえ、ブレーキがなくシンプルなハンドルのほうが、子どもにとって握りやすいとも考えられます。
⑤スタンドの有無
スタンドの有無は、保管方法によって決めるのがベストです。外に置いておく場合など、立てかける場所がないなら、スタンドがあるほうが自立できるため便利です。一方、収納バッグに入れて吊り下げる場合は、スタンドがないほうがコンパクトかもしれません。スタンドにも、据え置き型やリアキックスタンドなどの異なるタイプがあるので、保管場所に合ったものを選びましょう。
⑥自転車としても使えるか
キックバイクによっては、ペダルを後づけして自転車として使用できるタイプもあります。長く使いたい場合には買い替えの必要がなく、経済的です。ただし、キックバイクは小さい子ども向けに作られているため、自転車に乗る頃には、サイズが合わなくなっていることも考えられます。キックバイクや自転車のどちらも、それぞれの年齢や時期に合わせたサイズや対象年齢のものを使用するのがおすすめです。
子どもをキックバイクに乗せる際の2つのポイント
子どもを安全にキックバイクで遊ばせるために、注意したいポイントもあります。消費庁では、最近増加しているキックバイクによる事故に注意を呼びかけています。事故防止策の例として、以下の点が挙げられているので、参考にしてみてください。
<事故防止策の例>
ヘルメットを着用させる
必ず立ち合い、目を離さない
ヘルメットを着用させる
子どもをキックバイクに乗せる際は、ヘルメットを着用させると、転倒時の頭への衝撃を減らせます。さらに、グローブやプロテクターなどの保護具も使用すると、より怪我のリスクが少なくなります。
必ず立ち合い、目を離さない
公園で遊ばせていても、ふと目を離した隙に道路に飛び出したり、坂道を転げ落ちたりなど、さまざまな危険のリスクがあります。キックバイクは目の届く範囲で遊ばせるようにし、乗っているときは親の目を離さないように注意しましょう。
まとめ
キックバイクとは、ペダルのない自転車のような遊具で、地面を蹴って前に進みます。2輪でバランス感覚が必要なので、自転車へ移行する前に慣れておくのに役立ちます。キックバイクを選ぶ際は、重さや素材、ブレーキの有無などに注意しましょう。子どもが乗っているときは、目を離さずしっかり見守ることも大切です。
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