キッズバイクとは、小学生以下の児童を対象とした自転車のことを指します。また幼児向けのペダルのない二輪車もキッズバイクとして指すこともあります。三輪車と比較しても、ぐっとと乗りこなすのが難しくなります。
その分、小さいうちからキッズバイクに乗っていると、バランス感覚や体幹機能などの向上に役に立ちます。また何度も転びながらも親子でコミュニケーションをとり上達を目指すのであれば、心身の成長にも役立つでしょう。
この記事では、キッズバイクのメリットと、安全に乗るためのポイントを紹介します。
キッズバイクは何歳から乗り始めるのがいい?
キッズバイクには2~5歳、3~6歳などと対象年齢が設定されています。対象年齢が早いものですと1歳半から対応した商品もあります。キッズバイクを卒業する年齢には個人差がありますが、6~7歳くらいが一般的です。
乗り始める時期については、親御さんの判断で決めることになります。親の判断で購入してあげるパターンと、子どもがほしがって買い与えてあげるパターンがあるでしょう。

一つ言えることは、若いうちから乗り始めたほうが運転技術の向上が早くなることです。自転車に乗ることを含めて、物事は早く始めたほうが有利に進められます。三輪車からの乗り換えにもおすすめです。
コミュニケーション能力の向上に役立つ
お子さんがキッズバイクに乗るメリットの一つに、コミュニケーション能力の向上が挙げられます。自転車の乗り方については、親が子どもについてマンツーマンで指導することになるでしょう。
そのほか、キッズバイクスクールに参加すれば、仲間たちと交流を深めることができます。共通の目的意識を有していれば、自然ときずなが生まれてきます。仲間は良い意味でライバルとなり、お子さんに競争心が生まれるでしょう。ライバルという比較対象が存在することで、相手に勝ちたいと思うようになるものです。こうした競争心の向上は、スポーツや勉強にも役立てられます。
健全な成育のために役立つ
キッズバイクはお子さんの健康増進に最適です。乗ることで体力が向上しますし、体幹も強化できるでしょう。骨格のバランスが良いと、転ぶリスクを軽減できます。自転車に乗るという動作は、足腰を強化するために役立ちます。
人間の体は下半身で支えられているので、まずは足腰から強化していくのが理想です。

マット運動や鉄棒の上達を目指しているお子さんにもキッズバイクはおすすめです。さらに、キッズバイクに乗ることでバランス感覚を養うことができます。「習うより慣れよ」の感覚を幼くして覚えられるのです。バランス感覚が身につけば、将来的にオートバイの免許を取得する時に有利になります。
自転車に乗るのは何歳からでも可能ですが、大人になってから挑戦しても、乗れるようになるまでに時間がかかります。だからこそ若いうちから始めたいのです。
恐怖心を払拭するきっかけになる
バランス感覚を問われるのがキッズバイクです。初めて乗る時は左右にふらついてしまうかもしれません。しかし、バランス感覚が養われるにしたがって、まっすぐと走られるようになります。
それと同時に、自分はやればできるという自信が生まれてきます。恐怖心が払拭されるので、さまざまなスポーツに対して意欲的に挑戦できるようになるでしょう。何かを成し遂げるという成功体験は、少しでも若いうちに経験したいものです。
人間は年齢を重ねていくほど、好奇心やチャレンジ精神が失われていきます。そうした意味でも、小さいうちからキッズバイクに乗り始めるのは有意義なことです。恐怖心が払拭されて自尊心が育まれていけば、何事に対しても意欲的に取り組めるようになります。
安全な場所を選んで乗りましょう
最初から上手に走れるお子さんはいません。ふらつくのは当たり前のことですし、何度も転倒してしまうお子さんもいます。だからこそ、親御さんが安全に練習できる場所を見つけてあげる必要があります。

たとえば、芝生であれば乗りにくいですが、転倒しても大きなけがをする確率は低いです。グラウンドは転倒時のダメージを抑えられますが、転んだ時に体が汚れてしまうのが欠点です。公園内の舗装路であれば安全性が高く、しかもスイスイと走られます。これに対して、避けたい場所は砂利道で、転倒時に小石と接触して出血を伴うけがをするケースがあります。
また、一般道を走るのはお子さんにとって危険が大きいので絶対に避けてください。転んで痛い思いをすると、お子さんはトラウマを抱えてしまうかもしれません。だからこそ、転んでもあまり痛くない場所を選んであげる必要があるのです。
キッズバイクにブレーキは必要?
キッズバイクにはブレーキが付いていないタイプがあります。公園内など安全な場所で低速走行をすることを前提としているので、ブレーキは不要と判断されているのです。ブレーキがないメリットには、操作するうえで迷わないことが挙げられます。止まりたい時は足で速度を緩めて止めるため、体感的な感覚で乗られるのです。
ブレーキがないタイプの場合、サイズ選びは慎重に行いましょう。サイズが大きすぎると、しっかりと止めることができませんので、気をつけてください。
一方で、ブレーキが付いたタイプは、ブレーキを作動させて止まることになります。ブレーキ操作が必要な分だけ操作方法は複雑になりますが、だからこそ乗りこなせた時の達成感は大きいです。

ブレーキで止まるメリットには、靴が減るのを防げることもあります。足を出して止まるとなれば、少なからず靴は減ってしまうのです。後は通常のペダル付き自転車に移行する時、ブレーキ付きのキッズバイクに乗っているとスムーズに乗り換えできます。
キッズバイクに乗る時の装備は?
キッズバイクで高速走行することはないでしょうが、低速といえども転んだ時に打ち所が悪いとケガをしてしまいます。特にお子さんは頭が重たく、それでいて衝撃に弱いのです。
頭から転んでしまうと、大きな事故につながる可能性があります。そのため、ヘルメットを装着して乗るようにしてください。

頭以外では手の甲を擦りむいてしまう事例が多いです。バランスを崩して転倒した時、地面に手の甲が接触することがあるので、グローブを装着しておきましょう。ひじ・ひざなども擦りむきやすいので、プロテクターを装着したいところです。
安全装備をして乗ることにより、精神的な余裕が生まれてきます。良い意味で恐怖感のブレーキが外れて積極的になれるので、上達のスピード向上が期待できます。
キッズバイクを長持ちさせるためには
できるだけ室内で保管するのが良いでしょう。雨風や紫外線のダメージは意外と大きく、塗膜を傷めたり、サビを発生させたりする要因になります。
また、屋外に置いておくと盗難被害に遭う可能性があるでしょう。

室内に保管すれば安全に長く乗り続けられることにもつながります。目に入るところにキッズバイクがあれば、自然と愛着が生まれてくるものです。すると、いつもきれいにしたいと思うようになり、積極的に手入れするようになるお子さんもいます。
拭き掃除をしている時に、不具合を発見したという話は少なくありません。キッズバイクの手入れをしっかりと行うことは、故障防止や安全走行にもつながるわけです。
キッズバイクにスタンドは必要?
小型軽量のキッズバイクは、スタンドが必須ではありません。実際にスタンドが付いていないタイプが数多く存在します。一方で、寝かせて保管すると場所を取るという声があります。足元にキッズバイクが横になっていて、つまずいて転んだという話は少なくありません。
スタンドがない車種が多いですが、スタンドがあるタイプを購入すれば、保管する時に安全かつ場所を取らないというメリットがあります。スタンドは後付けできるタイプがあるので、スタンドがなくて不便な場合は後付けしましょう。
お子さんの健全な成育のために活用を
キッズバイクは小学生以下を対象にした自転車のことです。体幹を強化したり、バランス感覚を養ったり、お子さんの心身を育むために役立ちます。また親子のコミュニケーションを円滑にする、達成感を養うなどのメリットも期待できます。
キッズバイクを選ぶ時は、ブレーキやスタンドが必要か考えてから車種選びをしましょう。ヘルメットやグローブ、プロテクターなどの安全装備はぜひ用意したいです。安全に乗ることが上達の近道になるからです。