運動神経は親から子に遺伝する?運動神経を伸ばす方法があるのかどうか解説

「自分は運動神経が悪いから、子どもに遺伝してしまうかも」といった会話をしたことがある方も多いでしょう。実際のところ、運動神経は遺伝するものなのでしょうか?

運動神経について正しい知識を知っておくと、子どもの成長をより良くサポートできます。今回の記事では、運動神経とは何か、また伸ばす方法があるかについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

· 《 記事 》

運動神経は親から子に遺伝する?

運動神経が親から子に遺伝することは、科学的に正しいのでしょうか?現在の研究結果によると、一部は遺伝的要因が関与していると考えられますが、明確な結論は出ていません。

たとえば、ヨーロッパ7ヶ国の双子37,051組に対して実施された研究では、運動の実施率について男性は27〜67%、女性は48〜71%の遺伝率が認められています。また、双子や家族を対象にした他の研究では、持久力関連の表現型は56%の遺伝率、筋力に関連する表現型は52%の遺伝率が示されました。

このように、運動能力はある程度遺伝的な要因が認められているものの、遺伝だけですべてが決まるわけではないといえます。運動能力は、幼児期の自主的な運動経験によって決まるとする研究結果もあります。つまり、幼い頃からのトレーニングが、後天的に運動能力を育てる場合もあるといえるでしょう。

そもそも運動神経とは?

そもそも運動神経とは、脳から運動の指令が出て筋肉細胞に伝わり、体が動く伝達回路のことを指します。運動神経は、誰でも体に備わっている仕組みです。そのため、運動ができないことをいう「運動神経が悪い」という表現は間違いで「運動能力が低い」が正確です。体を上手く動かす能力は運動経験により向上していくため、運動能力は伸ばせるといえます。

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子どもの頃の運動習慣が、大きくなってからの身体活動に影響を与える

日本人のうち、多くの人は運動不足であるといわれています。実は、成人の身体活動は、子どもの頃の運動習慣からの影響を受けていることが明らかになっています。ある研究では、14才頃における運動の週あたりの実施頻度が、31才時点での身体活動状況を決定する可能性があるとの結果が示されました。

特に運動能力が目覚ましく伸びるのが、0〜10才の頃といわれています。子どもの成長を表す「スキャモンの発達・発育曲線」によると、運動能力に関係した神経系は、4才前後のときに成人のおよそ80%、10才前後ではおよそ95%まで成長します。

この時期の子どもは、さまざまなものを吸収して成長していくため、この時期の体験がその後に大きな影響を及ぼすといえるでしょう。子どもの頃に運動を楽しんだ体験があると、成人になっても運動を継続する習慣や意欲を保てます。

幼少期・児童期に運動習慣の土台作りがされる

本格的な運動習慣というと、部活動が始まる中学生頃をイメージするかもしれません。しかし、実際に運動習慣の土台作りがされるのは、幼少期・児童期です。

東京都実施の生活・運動習慣等調査によると、子どもの平均的な運動実施時間は、学年が上がるにつれて多い人と少ない人で二極化していく結果になっています。また「運動やスポーツをすることは好きですか」という質問に対して「ややきらい」もしくは「きらい」と答えた男子は、小学1年生で4.9%であったのが、小学6年生で9.2%、中学生3年生で12.6%、高校3年生で14.6%と増加していく結果でした。

これらの調査から、優劣評価を受けたり、厳しい練習を強要されたりするなどの幼少期・児童期の運動時の体験で、運動意欲を失う子どもが多い可能性が推測されます。良い運動習慣を身につけるためには、幼少期や児童期のうちに、体を動かす喜びや楽しみが十分に味わえるような環境作りが重要であるといえます。

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子どもの運動神経を伸ばす方法はある?

上記で解説したような理由から、子どものうちに楽しく運動する環境を持つことは、とても重要であるといえます。運動に対する苦手意識を植え付けられることがないよう、遊びの中で自然に運動神経を伸ばしていけると良いでしょう。以下のような遊びは、親子で遊びながら運動神経を伸ばす効果に期待できます。

<運動神経を伸ばす方法>

自転車に乗る

アスレチック

ボール遊び

自転車に乗る

自転車には、操縦する楽しさや遠くまで行ってみる冒険心など、子どものワクワク心をくすぐる要素がたくさんあります。また自転車に乗ると、さまざまなスポーツに応用できる運動の基礎能力を身につけることが可能です。例としては、以下の力が挙げられます。

<自転車に乗ることで身につけられる能力>

リズム感

バランス力

反応力

体幹

体の連結能力

定位能力

視覚で前方を確認し、ペダルを漕ぎながらハンドルを操作するなど、自転車に乗るときは一度に複数の動作を行います。そのため、効率的にこれらの能力が鍛えられるのです。

また、自転車に乗れるようになるまでの過程も、子どもにとって良い成功体験となります。バランスを取って走れるようになるまでには、恐怖心があったり転倒の経験をしたりするでしょう。そうしたハードルを乗り越えて、乗れるようになった達成感は、子どもの自信につながります。自信が身につくと、子どもは他のスポーツに取り組むことも積極的になれるはずです。

アスレチック

アスレチックは、総合的な運動能力を身につけるのに最適な遊びです。さまざまな形状のロープや手すりなどに掴まったりぶら下がったりする動作で、筋力が身につきます。全身を使って、腕力や腹筋、背筋など、あらゆる筋肉を鍛えられます。また、バランス感覚や身体認識力、空間認識力も高められるでしょう。

休日には、郊外のフィールドアスレチックに出かけてみるのもおすすめです。フィールドアスレチックとは、自然に近い環境下に設置されたアスレチックのことです。木登りや川遊びなど、都会では難しい昔ながらの遊びも取り入れられます。大人も自然の中でストレスから解放され、親子で思いっきり楽しめるでしょう。

ボール遊び

ボールの動きに合わせて体を動かす必要のあるボール遊びは、反射神経や空間認知能力を高めるのに役立ちます。これらの能力は、とっさの反応で事故や怪我から体を守ることにもつながるでしょう。ボールを投げたり、追いかけたりなど、長時間遊んでいると体力や持久力も鍛えられます。また、ボール遊びは複数人で行うことが多いので、コミュニケーション能力や協調性も身につくかもしれません。

幼児期は柔らかいボールを転がして追いかけるだけでも、十分に楽しめます。少し大きくなったら、キャッチボールやサッカーなど、ルールを加えた遊びに挑戦していけるでしょう。子どもは遊びに夢中になると、周りが見えなくなることがあります。ボール遊びの際は、ボールを追いかけて道路に飛び出すなどの事故に気を付け、安全な環境で遊びましょう。

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まとめ

科学的な研究によると、運動能力の一部は遺伝によって決まる可能性があるようです。しかし、後天的な要素も大きく、幼少期・児童期の運動体験が重要であるともいわれています。大切なのは、小さいうちに、運動に対する楽しいイメージを持てるような環境を整えてあげることです。バランス力や体幹などが鍛えられ、成功体験も味わえる自転車は、おすすめの運動の1つといえます。

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