自転車の定期点検を受けて異常をいち早く発見しましょう

自転車に安全に乗るための重要なポイント

· 《 記事 》

自転車の異常に気づくためにも定期点検を

シェアサイクルの仕組み

安全に自転車に乗り続けるためにも定期点検を受けましょう。自転車のパーツはすべて消耗品であり、劣化が進行すると本来の性能を発揮できなくなります。

思わぬ事故を招くきっかけになるため、少なくとも半年~1年に1回は受けておきましょう。自転車には車のような車検制度が存在しませんが、車両には違いありません。ブレーキが十分に利かないなど、整備不良がある状態で乗り続けると事故の原因になります。

自転車の事故では特に歩行者との接触が多く、自転車側が加害者となってしまった場合、数千万円の賠償金が生じる可能性があります。安心して自転車に乗るためには任意保険の加入に加えて、定期点検を行いましょう。

自治体によっては定期点検が義務化されているので、お住まいの地域の自転車安全利用促進条例を確認してください。引っ越し・転勤先で自転車に乗られる場合も必ず確認する必要があります。

自転車の利用者は自主点検を行いましょう

自転車の利用者は自主点検を行いましょう

自転車の安全走行のためには、利用者自身が日頃からできる範囲で点検整備をしておく必要があります。

日常的にチェックしたいポイントは、ブレーキの利き具合や空気圧、ハンドルの動きなどです。ブレーキが利きにくいと感じたら、早急に自転車店で修理してもらいましょう。
走行中に急にブレーキが利かない状況になると、命に関わる事故につながりかねません。空気圧は適正値になるように調整してください。

タイヤ内の空気は少しずつ抜けていくので、1~2週間に1回は空気を入れましょう。空気圧は自転車のタイヤの太さによって適正値が変わってきます。自転車の乗り味が以前と変わったら、空気圧に変化が生じているケースが多いです。

自転車の空気入れに関する記事はこちら

空気圧が適正値未満になると、走行中にふらつく、曲がりにくくなる、パンクのリスクが高まるなどのデメリットが発生します。適正空気圧はタイヤの側面に記載されているので、必ず確認しておいてください。ハンドルのがたつきに関しても、事故につながる原因になります。

自転車のタイヤについてはこちらの記事をご覧ください。

トルクレンチを使用すればハンドル調整を自分で行えることが多いので調整してください。自転車のパーツは少しずつ緩んでくる性質があるので、動きに違和感を覚えた部分は締めておきましょう。

定期点検で細部までチェックしよう

自転車点検の際には細部まで確認を

日常点検と比べて定期点検はチェック項目が多いため、より詳細なチェックができます。
そのため、日常点検だけでは発見できない不具合を見つけられるのです。

たとえば、各種パーツの緩みを確認し、調整してもらえます。また、サビが発生している場合は注油やサビ落とし、部品交換などを行います。サビが発生している部位は酸化が進んでおり、手入れしないとボロボロになってしまうので注意が必要です。

チェーンの錆に関してはこちら

定期点検の費用は自転車店が独自に設定していますが、一般的には2,000円~4,000円くらいです。費用は車種によっても変わり、スポーツタイプの自転車、電動アシスト自転車などは高額になる傾向があります。
通販で購入した自転車の定期点検に関しては、他店購入の自転車の定期点検に対応した自転車店に依頼してください。
なお、定期点検後に不具合が見つかった場合は、整備が必要になることがあります。部品交換をする際は、部品代と工賃が発生します。

自転車整備が必要になることがあります。部品交換をする際は、部品代と工賃が発生します。
  • ハンドルの点検自転車は乗り手の癖がつくものです。乗り方によっては通常より早くハンドルにガタが生じることがあります。
    また、ハンドルの位置が適切でない場合があり、乗車姿勢に無理が生じるケースもあるため、定期点検ではハンドルの緩みに加えて位置も確認します。
  • タイヤのチェック自転車で走行すれば必ず摩耗するのがタイヤです。乗り方にもよりますが、タイヤは3年ほどで寿命を迎えると言われています。
    距離にすれば3,000km程度なので、1年間に1,000km乗る人だと3年サイクルで交換するのが好ましいです。タイヤの状態はそのまま走行性能に直結します。特に年間の走行距離が長い、スポーツ走行をするといった方はこまめなチェックが必要です。
  • ブレーキのチェックブレーキ性能を調べる時は、走行中にブレーキをかけて確かめる方法が一般的ですが、定期点検では停車している状態でのチェックも行います。
    たとえば、ブレーキをかけているのに、車体がグラグラと動くようではブレーキが十分に利いていない可能性があります。また、パッドの状態も確認し、摩耗しているようだと交換が必要です。ブレーキパッドの寿命は3,000km程度であり、タイヤと同時に交換を希望する人が目立ちます。
  • サドルのチェック快適に自転車で走行するには、乗車ポジションが重要になります。座るためのパーツであるサドルは、高すぎても低すぎても問題ありです。
    サドルは非常に固く締められていますが、これは動くのを防ぐためです。体重を乗せる部分であるため、締め方が緩いとすぐに位置が変わってしまいます。

    そのため、相当にきつく締められており、自分自身では調整できない場合が少なくありません。サドルの位置が好ましくない、がたつきがあるといった場合は自転車店で調整してもらいましょう。
  • チェーンのチェック自転車のチェーンは走行距離に比例して伸びてきます。ある程度の伸びは調整できますが、伸びきったら交換が必要です。チェーンが伸びると異音が生じるようになり、そうなると駆動系にダメージを与えます。

    チェーン交換を行わずに乗り続けると、結果的に大きな出費につながってしまうのです。最悪のケースではチェーンが外れて、事故を招いてしまう可能性があります。チェーンの寿命は3,000km程度で、タイヤやブレーキパッドと同じくらいです。自転車を所有する方は、
    走行3,000kmを目安にまとまった費用がかかると考えておくのが良いでしょう。
  • ライトやベルもチェック
    夜間走行をする方はライトの重要性を熟知しているはずです。無灯の状態の自転車は車や歩行者から見えにくく、相手が避けてくれない場合が多いです。特に車からは確認が難しくなります。

    ベルは相手に危険を知らせるための装置で、こちらも正しく作動するかチェックします。ベルをほとんど使用しない方は、自主点検ではベルのチェックを行わない傾向があるので、定期点検の際に調べてもらいましょう。
  • 変速機のチェック変速機が故障するとギアを変更できなくなる場合があります。また、走行中に勝手にギアが変わる、入りにくいギアがある、ギアを1つ上げたつもりが2つ上がってしまうなどのトラブルも少なくありません。
    定期点検では変速機に異常がないか、脱落するリスクはないかなどをチェックしてくれます。特に勾配のある道路をよく走行する方は、変速機のトラブルに注意してください。

自転車の定期点検は利用者の身を守ります

自転車の定期点検は利用者の身を守ります

自転車の利用者は自主的に行う日常点検に加えて、定期点検も受けるようにしてください。
自転車のパーツは自身で調整できるものばかりではありません。

特にブレーキやタイヤ、チェーンなど走行性能に直結するパーツはプロに点検整備を依頼してください。走行3,000km程度でこれらのパーツの寿命がやってくるので、部品交換と工賃をあらかじめ確保しておきましょう。

自転車の定期点検は自治体によって義務化しているところがあります。新天地に引っ越しされる方は、自治体の自転車安全利用促進条例を調べておきましょう。
義務化されていない地域にお住まいの方も、安全運転・事故防止のために定期的な点検をおすすめします。

 

 

wimoでは、電動アシスト自転車「COOZY」

【wimo】電動アシスト自転車 COOZY

本格子ども自転車「wimo kids」

本格子ども自転車 wimo kids

をご用意しております。

wimo製品は全車種ベルトドライブを標準搭載しており、
あなたの生活の移動がより快適なものになることを約束します。

▼ベルトドライブについての詳しい記事はこちら
「ベルトドライブはどんな自転車?」

wimoは、都会的なデザインで、1.25kgの軽量バッテリーを搭載、電動アシスト自転車「COOZY」&優れたパーツを採用している本格派子ども自転車「wimo kids」といった、ハイスペックバイクのラインナップ。
自転車の安全保持のために、点検をしっかりと行って、
お気に入りの自転車に長く乗れるように大切に取り扱いましょう。
一生モノの自転車を手に入れるなら、wimoの製品をチェックしてみてくださいね。

wimo 電動アシスト自転車 COOZY
wimo 電動アシスト自転車 オンランストア